2010年01月29日20:10 カテゴリ大局観、テーマ、見識[edit] (1)長期的な経済の流れ : 金融緩和から資金需要増大までの長い道のり 世界の中央銀行による前代未聞の金融緩和が実施されて、2009年の世界経済は下げ止まりを見せてくれました。先進国の株式も+20%〜+30%という大幅な反発を見せ投資家も一安心です。 これから数年先までを考えるに当たって、まずは金融緩和が実施されてから実態経済が完全に回復するまでの道のりを考えて見たいと思います。 金融や経済に問題が生じたときに最初に発動されるのは「金融緩和」です。 財政出動は予算とか議会の承認とか財源論とかで時間がかかるので実際に現金が発動されるまでに数ヶ月〜半年を要します。 金融緩和が実施されると、ほぼ同時に債券や株式が好感します。 好感とは値上がりを意味します。この値上がりを資産効果と呼びます。 資産効果が発生してからしばらく