日本サッカー協会の犬飼基昭会長(66)が7日、育成世代への“バックパス禁止令”を発令した。すでにドイツ協会ではクラブなどへ通達されているという育成方針。安全策ばかりを選ぶ選手が育っても日本の未来はないと、ルール化さえ視野に入れる強い姿勢で訴える。 【プレイバック】岡田ジャパン、W杯アジア最終予選第2戦 日本サッカーの将来を憂う協会トップが、その強い思いを未来の日本代表たちに注入する。「バックパスは絶対にダメだ。特に若いうちは禁止させたい」と犬飼会長。言葉だけではない。“バックパス禁止令”を日本中に布告した。 「ドイツでは、“育成年代の試合でバックパスした選手はすぐ交代させるように”と協会から通達されている。日本もそれくらい考えないと」 犬飼会長は日本のフル代表やアンダー世代代表の試合を見るにつけ、バックパスの多さを嘆いてきた。消極的な後ろへのパスは、時間を浪費するだけ。さらにパスカ