沖縄県・尖閣諸島をめぐって中国との軍事衝突の危険性が高まっている。陸上自衛隊の精鋭を集めた「西部方面普通科連隊」が米軍との合同訓練に参加するなど尖閣での有事に向けた準備を進めているが、仮に戦局がもつれた場合は、陸自・海自の特殊部隊が第2、第3の矢として立ち向かう。その能力は群を抜き「1人で歩兵200人分の戦闘力を持つ」(防衛省関係者)という。ベールに包まれるエリート集団の実力とは-。 「赤い船団」がわがもの顔で日本の領海を荒らしている。 第11管区海上保安本部(那覇)によると、尖閣周辺の接続水域で31日午前、中国の監視船5隻が航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認した。尖閣周辺での監視船の航行は20日以来、12日連続。領海侵犯も9月11日以来、10月30日で8回を数える。絶え間ない挑発に「国境の海」の緊張は解けない。 「監視船は『海監』と『漁政』で、なかでも『海監』は、日本の資源エ