日本データ通信協会のタイムビジネス協議会(TBF)と、次世代電子商取引推進協議会(ECOM)の共催による「電子署名・タイムスタンプ普及フォーラム2008」が28日に開催された。医療・建設業界における電子署名の取り組み状況などが報告されたほか、知的財産分野におけるタイムスタンプの重要性も指摘された。 タイムスタンプとは、「ある電子データがある時点で存在していたこと(存在証明)」と「その後、その電子データが変更されていないこと(非改竄証明)」を証明するための手段。電子データのハッシュ値と標準時刻を結合して保存しておく仕組みだ。 例えば、国立印刷局の官報情報検索サービスでは、「官報」をPDFでダウンロード公開するにあたって、電子署名とタイムスタンプを付与しているという。電子署名とタイムスタンプの検証用プラグインソフトも無償ダウンロード提供しており、これをインストールしておけば、タイムスタンプやデ