疾病の予防や気候変動の予測などは人類全体の問題として捉えるべき課題だが、ごく一般のユーザであっても手元のコンピュータの余剰リソースをボランティア参加させるという形で、そうした複雑な問題の計算処理に貢献することができる。これはボランティアコンピューティングとして知られるコンセプトであり、世界各国の研究機関や大学がこの方式を利用しているが、その多くはアフリカで蔓延するマラリアの予測と制御を目的とするmalariacontrol.netのように人類に貢献するプロジェクトに取り組んでいる。 ボランティアコンピューティングに参加するにはクライアントソフトウェアを入手しなければならない。そのダウンロードとインストールを行うと、個々のコンピュータごとに割り当てられたタスクが定期的にダウンロードされて、余剰のCPU処理時間、メモリ、ディスク容量を用いた演算プロセスが行われるようになり、手元のコンピュータで
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