iPS細胞を使った初の再生医療を目指す理化学研究所と先端医療振興財団(神戸市)は26日、目の難病患者に対する臨床研究の実施計画を28日にも厚生労働省に提出すると発表した。国の審査が順調に進めば、2013年度内にも治療が始まる見通しだ。研究では、失明の恐れがある加齢黄斑変性という目の難病が対象。iPS細胞から作った網膜細胞のシートを患者に移植
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【ニューヨーク=柳沢亨之】あらゆる種類の細胞に変化できるiPS細胞(新型万能細胞)から作製した心筋細胞を使い、世界で初めて臨床応用した米ハーバード大学の森口尚史(ひさし)客員講師(48)は10日、この画期的な治療法を学会発表するため訪れたニューヨーク市内で本紙のインタビューに応じた。 「患者さんは死の間際にある人たち。これしかなかった。この移植は確立したばかりの技術だが、患者さんの利益を考え、医者として前に進まなければならないこともある」と細胞移植を決断した心境を語った。 森口氏によると、この男性患者(34)は、かつて肝臓移植を受けたうえ、重症心不全や糖尿病を発症し、他の治療法がなくなった。そこで、患者の肝臓から採取した細胞からiPS細胞をつくり、培養で大量の心筋細胞にして心臓に注入した。この心筋細胞は患者の心筋と同等の機能をもつことを事前に確かめた。培養は約45日でできた。 この治療に関
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