ハードディスクの機械的寿命の概観 ハードディスクの機械的寿命を説明することは比較的簡単である。 1.電源のオン・オフ時の、プラッタとヘッドの接触に伴うヘッド・プラッタの磨耗とその磨耗粒子の飛散に伴う不良セクタの増加 ハードディスクのヘッドは、運転中プラッタとほんの少し隙間を空けて浮いている。このヘッドが運転中にプラッタのデータ領域と接触(ヘッドクラッシュ)すればデータ喪失などの大被害をもたらす。このことからプラッタとヘッドは絶対に接触してはいけないものと考えがちだが実はプラッタとヘッドは頻繁に接触している。それは電源のオン・オフ時にである。ヘッドはプラッタが回転する際の空気流により浮力を受け浮いているが、プラッタの回転が停止すれば、ヘッドはプラッタと接触する。もちろんデータ領域に着陸してしまえばデータ破壊が発生するが、電源を切ったときスライダがプラッタ上の着陸用部分に移動してから着陸するか