パソコンの電源ユニットは、今さら言うまでもなくCPU、マザーボード、ビデオカード、HDDなどの内部周辺機器に電力を供給するためのものである。日本の家庭用コンセントは交流(AC)100Vが供給されているが、PCのパーツは直流(DC)3.3/5/12Vを用いており、電源ユニットはこの交流から直流へ変換、および電圧の降下調整を行なっている。 パソコンは使用される電力量が一定の範囲内で変動するため、電圧が落ちないよう一定の電圧を確保する必要がある。これが電源ユニットの出力電力のスペックで、大ざっぱではあるが、パソコンの使用電力が電源ユニットの規定出力を超えると、規定電圧を確保できなくなる。つまり、電源ユニットは組み上げるパーツの総電力量を考慮した上でチョイスする必要があるわけだ。 電源ユニットのスペックで見るべきポイントは総出力電力、3.3/5/12Vの各ラインの出力電流だが、最近はこれに加え「8
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