V-22は、アメリカ合衆国のベル・ヘリコプター社とボーイング・バートル(現ボーイング・ロータークラフト・システムズ)社が共同で開発した航空機(垂直離着陸機)である。愛称はオスプレイ(英: Osprey[注 1][注 2][2][3])。タカ目の猛禽類の一種である「ミサゴ」を意味する[4]。ティルトローター機であり、ヘリコプターと同様に垂直離着陸能力を持ちながら、それを上回る高い航続性や速度能力を有する。 回転翼軸の角度を変更するティルトローター方式を採用することで、飛行中でも固定翼機とヘリコプターの特性を切り替え可能な垂直離着陸機である。従来方式のヘリコプターに比べ、高速かつ航続距離に勝る特性がある[5]。FAA(Federal Aviation Administration, アメリカ連邦航空局)においては、パワード・リフト機に分類されている[6]。 1980年代初頭より開発が開始され、