はじめに 「フラクタル図形」とは、その図形を拡大して行くと、再び最初の図形と同じものが現れる、特殊な図形です。自然界に多く見られ、海岸線や雲の形がフラクタルだと言われています。プログラミングの技術から見ると、フラクタルを描くためには「再帰プログラム」という、最初はちょっと理解し難い特殊なテクニックを使います。プログラミングの学習では、この再帰テクニックを習得するために、フラクタル画像の描画が良く使われます。 再帰プログラムは特殊な場合しか有効ではありませんが、スマートなので、テクニックを誇示したい人は使いたがります。 対象読者 「再帰プログラム」とは何か、どのようにコードを書けばよいかを学びたい人。情報処理技術者試験に出ることもあります。コードはJavaで書いてありますが、考え方は他の言語にも通用しますので、参考にしてください。 必要な環境 J2SE 5.0を使っていますが、それ以前のバー
実はフラクタルはとても面白い次元を持っています。 しかし深入りすると危険なので、あくまで大雑把にいきます。 次元とは? 線は曲がっていても1次元、面は曲がっていても2次元です。 「これは何次元?」という質問には割りと簡単に答えられます。 ですが、「次元って何?」と聞かれてもうまく説明できません。 普通次元の説明するとしたら、座標軸の数(座標軸の数、規定の数とかでも良いですが)などを使いますが、 ここでは別の視点で話を進めましょう。 次元の性質 次元には、 1次元では:図形を2倍に拡大すると、長さは2倍になる。3倍に拡大すると3倍になる。 2次元では:図形を2倍に拡大すると、面積は4倍になる。3倍に拡大すると9倍になる。 3次元では:図形を2倍に拡大すると、体積は8倍になる。3倍に拡大すると27倍になる。 という性質があります。当たり前ですね。では、これを一般化しましょう。 N次元で図形をP
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