第2回と第3回は、PCのオーバークロックの中でも、最も一般的で効果も大きいCPUのオーバークロックについて解説したが、実はCPUとメモリには密接な関係があり、CPUのベースクロックを変更してオーバークロックを行なうと、メモリクロックも同時に上がる(メモリクロック比率を変更しない場合)。つまり、CPUのオーバークロックを極めたいのなら、メモリのオーバークロックについても理解しておく必要がある。そこで今回は、メモリのオーバークロックについて解説することにしよう。 メモリのバスクロックとCPUのベースクロックの関係 メモリもCPUと同様に、外部から供給されるバスクロックを基準として動作を行なう。PCのメモリの主流はDDR2 SDRAMからDDR3 SDRAMへの移行が進んでいる。メモリのスペックは、DDR3-1600という表記とPC3-12800という表記の2種類があるが、正しくは、前者はメモリ
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