(CNN) ノルウェーのノーベル賞委員会は10日、今年のノーベル平和賞を、フィンランドのマルッティ・アハティサーリ前大統領(71)に授与すると発表した。30年以上にわたって世界各地の紛争や国際問題の解決に尽力した業績について、世界平和とアルフレッド・ノーベルの「各国間における友愛」精神に、献身的に貢献したと評価した。 授賞の知らせを受けたアハティサーリ氏は、ノルウェー放送協会(NRK)に対し、「非常にうれしく、喜ばしい」と述べている。また、これまでの業績の中で、最も重要だったのはとの質問に、「もちろん、ナミビアだ。長い時間を必要とした」と回答。また、ユーゴスラビア・コソボとインドネシア・アチェの紛争問題も、重要だったと指摘している。 アハティサーリ前大統領は2005年、アチェの和平交渉を仲介して以来、ノーベル平和賞の候補に挙がっていた。 1937年生まれ。長い外交官経験を持つ。1989年か