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2014年2月2日のブックマーク (1件)

  • 失われた本を求めて 陰鬱な美青年 グラック

    な美青年 ジュリアン・グラック/小佐井伸二訳 1970年7月25日発行 筑摩書房刊 262ページ 1960年代末ころから、大手出版社がいっせいに海外文学の翻訳を刊行し始めた。それまで、海外文学と言えば、岩波文庫や新潮文庫などの評価の定まった古典作品が主流だったが、このころになると、日にまだ未紹介の海外作家の作品が矢継ぎ早に翻訳される。白水社の「現代の世界文学」シリーズや河出書房新社の「モダン・クラシックス」シリーズなどが多くの点数を刊行した。そんななかで、刊行点数は少なかったが、作品のチョイスで質の高かったのが、筑摩書房のシリーズ。ただ、その高尚さが災いしたのか、売れ行きが芳しくはなかったらしい。多くは少部数の初版を売り尽くすと絶版になってしまった。数年もたつと、当時ですらもはや古書店でもめったに見かけることはなくなった。なかでも、この『陰な美青年』は人気が高かった。集英社から刊行

    HODGE
    HODGE 2014/02/02
    ”しかし、晦渋な文体の作家だ、グラックは。テーマよりもスタイルが命の作家の作品を、異なる言語に翻訳するということは、ほとんど無謀な仕儀と言うしかない。”