伊良部秀輝さん死去 7月29日 4時39分 プロ野球のロッテや阪神で投手として活躍し、大リーグ・ヤンキースなどでもプレーした伊良部秀輝さんが、アメリカ・ロサンゼルス郊外の自宅で亡くなっているのが見つかりました。42歳でした。 現地の警察によりますと、伊良部さんと数日間、連絡が取れないことを心配した知人が、27日、ロサンゼルス郊外にある伊良部さんの自宅の様子を見に行ったところ、亡くなっているのが見つかったということです。現地の警察は、現場の状況から自殺ではないかとみています。伊良部さんはドラフト1位で昭和63年にロッテに入団し、160キロ近いストレートを持ち味に先発ピッチャーとして活躍、59勝を挙げました。平成9年には大リーグに移籍し、ヤンキースなど3つの球団で34勝を挙げました。平成15年には日本球界に復帰し、この年、阪神で13勝を挙げて18年ぶりのリーグ優勝に貢献しました。
浄化設備故障 原因は設定ミス 7月26日 4時28分 東京電力・福島第一原子力発電所で、汚染水の浄化設備のうちの塩分を取り除く装置が24日から故障していた問題で、故障の原因は、タンクの設定ミスだったことが分かり、東京電力は25日午後、設定をし直したうえで装置の通常の運転を再開しました。 福島第一原発では、汚染された水を浄化する設備のうち、放射性物質を取り除いたあとに塩分を除去する装置で24日昼前、ポンプの異常を知らせる警報が鳴り、装置は自動停止しました。東京電力の調べで、故障の原因は、ポンプにつながっているタンクの水位を誤って、低く設定していたためだったことが分かりました。東京電力は、タンクの設定をし直したうえで、25日午後1時、通常の運転を再開しました。福島第一原発では、先月下旬から汚染水を増やさずに原子炉を冷やす「循環注水冷却」のシステムが稼働していて、国と東京電力は、19日、原子炉な
文科省 上空から放射線量調査 7月26日 4時28分 東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響で広がった放射性物質の範囲を調べるため、文部科学省は、青森県から滋賀県までの23の都と県で、ヘリコプターを使って上空から土壌の汚染状況の調査を行うことになりました。 文部科学省は、福島第一原発の事故で拡散した放射性物質の状況を上空からヘリコプターを使って福島県や宮城県で調べていて、今月20日には、宮城県の土壌汚染マップを公表しています。上空からの土壌汚染の調査は、ほかの県からも調査の要請が相次いだことから、文部科学省は、青森県から滋賀県までの23の都と県で行うことになりました。調査は、自治体のヘリコプターを利用して行われ、上空150メートルから300メートル付近より、大型の検出器を使ってガンマ線の量を測定し、地上付近の値を換算することにしています。調査は、26日から茨城県でも始まる予定で、年内には
“冷却 計画的に進んでいる” 7月25日 18時11分 来日しているIAEA=国際原子力機関の天野之弥事務局長は、25日、事故後初めて東京電力福島第一原子力発電所を視察し、原子炉の冷却作業などが計画的に進んでいるとの見解を示しました。 24日に来日したIAEAの天野事務局長は、25日、福島県を訪れ、福島第一原発を事故後初めて視察しました。視察を終えた天野事務局長は、福島県いわき市のJRいわき駅前で記者団の取材に応じ、防護服を着てバスで施設全体を回って、福島第一原発の吉田昌郎所長らの説明を受けながら原子炉建屋などの被害状況を確認したことを明らかにしました。さらに、現在行われている原子炉の冷却作業も視察し、日本が示す収束に向けた工程表の進捗(しんちょく)状況を確認しました。また、復旧作業の拠点となっている免震重要棟にも赴き、現場の作業員から直接、作業の内容や環境などについて話を聞いたということ
ギリシャ国債“債務不履行” 7月22日 23時49分 深刻な財政危機に陥ったギリシャへの追加支援の一環として、民間の銀行も日本円で5兆円を超える規模の自発的な負担を負うことが盛り込まれたことについて、大手格付け会社の「フィッチ」は、今後、ギリシャ国債が部分的なデフォルト=債務不履行に陥ったとみなす見通しだと発表しました。 ギリシャに対する日本円で18兆円規模の追加支援策では、ユーロ圏各国などの公的な支援に加えて、ギリシャ国債を保有する民間の銀行なども、保有する国債を償還期間が長い債券と交換するなどして、およそ5兆6000億円の負担を負うことになっています。これについてアメリカの大手格付け会社の「フィッチ・レーティングス」は22日、声明を発表し、追加支援策はユーロ圏の金融システムの安定につながると評価しながらも、「現時点で銀行などが保有している国債に比べて、交換したあとの債券は価値の低いもの
原発事故収束事業から暴力団排除へ 7月23日 4時6分 東京電力福島第一原子力発電所の事故収束に向けた事業に、暴力団が資金獲得をねらって介入するおそれがあるとして、東京電力は暴力団の排除を目的とする協議会を設立し、今後、警察と連携して対策を進めていくことになりました。 この協議会は、福島第一原発を巡る事業への暴力団の介入を防ごうと、東京電力と23の関係会社が設立したもので、都内で開かれた22日の初会合には、会員の企業と、顧問を務める警察庁や警視庁などの関係者50人余りが出席しました。この中で、協議会の会長を務める東京電力総務部の武藤悟司部長があいさつし「復興の場を舞台にして反社会的勢力が暗躍しつつあり、福島第一原発の作業にも暴力団が介入するおそれがある。警察と連携を強化して排除に向けた対策を徹底したい」と述べました。警察によりますと、被災地ではすでに暴力団が企業やボランティア団体を名乗って
米 “脱原発”の詳しい説明求める 7月21日 11時26分 アメリカ国務省のナイズ副長官は、菅総理大臣が将来的に原子力発電所に依存しない社会の実現を目指す考えを表明したことを受けて、日本がどのように「脱原発」を進めていくのか詳しい説明を求めました。 これは、ワシントンを訪問している高橋千秋外務副大臣が、国務省のナイズ副長官と会談したあと、記者団に対して明らかにしたものです。それによりますと、ナイズ副長官は「アメリカは原発推進国であり、原発の安全運行のため技術的な分野でも協力を深める用意がある」と述べたうえで、菅総理大臣が先週表明した原子力発電所に依存しない社会の実現をどのように目指そうとしているのか詳しい説明を求めました。これに対して高橋副大臣は「今すぐにということではないが、原発事故を受けて日本のエネルギーの基本計画を見直していく方向に間違いない」と述べ、段階的に原子力発電所を減らしてい
東電OL殺害 別人のDNA検出 7月21日 10時23分 平成9年、東京・渋谷区で東京電力の女性社員が殺害された事件で、検察が被害者の体に付いていた体液のDNA鑑定を行った結果、無期懲役が確定したネパール人の受刑者以外の男性のものであることが分かりました。ネパール人の受刑者は、裁判のやり直しを求めていて、裁判所が新たな証拠をどう判断するかが焦点になります。 この事件は、平成9年、東京・渋谷区のアパートで東京電力の社員だった39才の女性が殺害され、現金が奪われたもので、ネパール人のゴビンダ・プラサド・マイナリ受刑者(44)が強盗殺人の罪に問われました。犯人につながる直接的な証拠がないなか、マイナリ受刑者は一貫して関与を否定し、1審は「犯人とするには矛盾がある」として無罪としました。2審は逆に「状況証拠を総合すると犯行は明らかだ」として無期懲役を言い渡し、平成15年、最高裁判所で刑が確定したた
W杯決勝 ツイート数最高記録 7月18日 23時33分 サッカーの女子ワールドカップの決勝で日本代表「なでしこジャパン」が優勝したのを受けて、インターネット上のサービス「ツイッター」に寄せられた「つぶやき」の数が、1秒間に7196件と、1秒当たりの数としてはこれまでで最高を記録したことが分かりました。 これは「ツイッター」の運営会社がみずからつぶやいて発表したもので、日本がペナルティキック戦で優勝を決めた試合終了の直後に新記録を達成したということです。ツイッター上には、日本の劇的な勝利を受けて「日本おめでとう」とか「すごい試合だった」などといったつぶやきが英語や日本語で大量に寄せられています。ツイッターの運営会社によりますと、同じ日に行われたサッカーの南米選手権、コパアメリカの準々決勝でパラグアイがブラジルを破った試合でも、1秒間に7166件のつぶやきが寄せられ、これが今のところ2番目の記
肉牛農家 “周知の徹底を” 7月17日 4時46分 放射性セシウムを含む稲わらを肉牛に与えていたことが新たに分かった福島県の5戸の肉牛農家のうち、喜多方市の農家の男性が16日夜、取材に応じ、「原発事故のあとに収穫した稲わらを与えてはいけないことは、先月中旬に業界紙を見て初めて知った。国や県は周知を徹底してほしかった」と話しました。 放射性セシウムを含む稲わらを肉牛に与えていたことが新たに分かったのは、福島県郡山市の2戸、喜多方市の2戸、それに相馬市の1戸の5戸の肉牛農家で、5戸からは合わせて84頭が福島県内のほか東京、埼玉、山形、宮城に出荷されていました。このうち喜多方市の農家の男性が16日夜、取材に応じ、「消費者には大きな迷惑をかける結果となり申し訳ない」と述べました。男性によりますと、稲わらは原発事故のあとに収穫されたもので、喜多方市の農家から譲り受け、4月中旬ごろから先月中旬まで牛に
原子炉 “安定的な冷却”に 7月16日 4時43分 東京電力福島第一原子力発電所の事故収束に向けた工程表のうち、最初の期間の「ステップ1」の期限を前に、国と東京電力は、目標としてきた原子炉の「安定的な冷却」に到達したとする評価をまとめました。しかし、原子炉の冷却に伴って発生した汚染水の浄化設備で、トラブルが相次いでいて、課題も残されたままです。 福島第一原発の事故収束に向けて、国と東京電力が4月中旬に作った工程表では、最初の3か月間を第1段階の「ステップ1」と位置づけていて、その期限を前に、個別の目標の達成状況と評価をまとめました。それによりますと、▽原子炉では、発生する熱を除去しているうえ、1号機から3号機では格納容器に窒素を注入し、いずれも、目標としてきた「安定的な冷却」に到達したとしています。▽また使用済み燃料プールでも、「安定的な冷却」に到達したとしているほか、▽原発周辺の空間や海
大飯原発 トラブルで停止へ 7月16日 10時27分 福井県にある大飯原子力発電所1号機で、緊急時に原子炉に水を入れる設備の一部でトラブルが発生し、関西電力は、午後から原子炉の運転を手動で止めることになりました。このトラブルで外部へ放射性物質が漏れるといった影響はないということです。大飯原発1号機は、定期検査の最終段階に原子炉の状態を確認する「調整運転」中で、全国で実質的に発電している原発19基のうちの1基が止まることになります。
茨城 浄水場に太陽光発電施設 7月14日 16時57分 停電しても水道水を安定して供給できるよう、茨城県那珂市の浄水場に大規模な太陽光発電施設、いわゆるメガソーラーが完成しました。 メガソーラーが完成したのは、茨城県が水戸市など10市町村に水道水を供給している那珂市の「水戸浄水場」です。メガソーラーは、1.4ヘクタールの広さに4800枚の太陽光パネルが置かれ、最大出力は1000キロワットあります。14日は運転開始を祝う式典が行われ、橋本昌知事が発電をスタートするスイッチを押すと、700キロワットを超える発電量がモニターに表示されました。この浄水場は東日本大震災で停電し、およそ20時間にわたり稼働できなくなったため、茨城県は停電しても安定して水道水を供給できるようメガソーラーを5億円かけて建設しました。浄水場に設置されたものとしては国内最大規模で、晴れた日は浄水場のすべての電力を賄うことがで
財務相“実態とかけ離れた動き” 7月14日 9時8分 外国為替市場で円相場が1ドル=78円台の水準で推移するなど円高が続いていることについて野田財務大臣は14日午前、記者団に対し、「実態とかけ離れた偏った動きであり、この動きが定着しては困るので引き続き市場を注視していく」と述べました。
NYダウ大幅下落 円高も進む 7月12日 6時46分 ニューヨーク株式市場は、ギリシャの財政危機がヨーロッパのほかの国にも波及するとの懸念が広がったことなどから、ダウ平均株価は一時、180ドル以上値下がりし、外国為替市場では円高が進みました。 週明け、11日のニューヨーク株式市場は、ギリシャの財政危機がイタリアやスペインなどほかのヨーロッパの国にも波及するとの懸念が広がったことなどから、多くの銘柄で売り注文が増えました。ダウ平均株価は一時、180ドル以上値下がりし、終値は先週末より151ドル44セント安い、1万2505ドル76セントでした。また、ヨーロッパの主な株式市場でも、株価は軒並み大幅な下落となりました。ニューヨーク外国為替市場でも、ヨーロッパの債務問題が一段と深刻になるのではないかとの懸念から、通貨ユーロを売る動きが加速し、円に対しては一時、1ユーロ=112円台と、およそ4か月ぶり
日伊合弁で太陽光電池工場 7月9日 9時21分 イタリア南部のシチリア島で、日本の大手電機メーカー「シャープ」が地元の電力会社などと建設を進めてきた大規模な太陽電池の工場が完成し、福島第一原子力発電所の事故を受けて、自然エネルギーがより注目されるなか、需要が高まると関係者から期待されています。 完成したのは、「シャープ」やイタリアの電力大手「エネル」の子会社など3社による合弁企業が、シチリア島のカターニアで建設を進めてきた最先端の太陽電池の工場です。工場では8日、開所式が行われ、関係者がリボンのカットを行って完成を祝いました。また、シャープの町田勝彦会長がスピーチし、福島第一原発の事故のあと、イタリアが国民投票で脱原発を選択したことに触れたうえで、「この動きは再生可能エネルギーの重要性と緊急性にスポットライトを与えるもので、このプロジェクトにスピードを上げて取り組みたい」と述べました。この
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