ブックマーク / bijutsutecho.com (6)

  • 尾形光琳の《紅白梅図屏風》と《風神雷神図屏風》がMOA美術館で展示へ。39年ぶりに実現

    尾形光琳の《紅白梅図屏風》と《風神雷神図屏風》がMOA美術館で展示へ。39年ぶりに実現熱海のMOA美術館で、尾形光琳の国宝《紅白梅図屏風》と重要文化財《風神雷神図屏風》を一堂に展示する企画展が開催される。会期は11月1日〜26日。 尾形光琳 国宝 紅白梅図屏風 MOA美術館蔵 静岡・熱海のMOA美術館で、尾形光琳の最晩年作と考えられている国宝《紅白梅図屏風》と重要文化財《風神雷神図屏風》(東京国立博物館蔵)を一堂に展示する企画展が開催される。会期は11月1日〜26日。 これらの作品が同館であわせて展覧されるのはじつに39年ぶり。国宝《紅白梅図屏風》は、中央の水流を隔てて紅白の梅樹が対峙する緊張感のある構図が特徴で、その意匠的な表現からも光琳画業の集大成と言われている。いっぽうの重要文化財《風神雷神図屏風》は、光琳が私淑していたという俵屋宗達の名品を忠実にトレースして描き上げたもの。そのモチ

    尾形光琳の《紅白梅図屏風》と《風神雷神図屏風》がMOA美術館で展示へ。39年ぶりに実現
  • 伊藤若冲の新発見。絵巻《果蔬図巻》を福田美術館が公開

    伊藤若冲の新発見。絵巻《果蔬図巻》を福田美術館が公開京都・嵐山にある福田美術館が、新たに発見された伊藤若冲による絵巻を初公開した。 文・撮影=橋爪勇介(ウェブ版「美術手帖」編集長) 新たに発見・収蔵された伊藤若冲《果蔬図巻》(1791) 今年開館5年を迎える京都・嵐山の福田美術館が、伊藤若冲作(1716~1800)の新発見の絵巻を披露した。 伊藤若冲は言わずと知れた江戸時代の絵師。京都の青物問屋「枡屋」の長男として生まれ、裕福な環境のもと、独学で作品を制作した。その作風は細部まで描き込まれたものが多く、極彩色で彩られた絹着色の作品や、即興的な筆遣いとユーモラスな表現が特徴の水彩画は、日美術史上でも異彩を放つ。 今回披露された作品は1791年、若冲が76歳のときに描いた全長277センチ(跋文を加えると332センチ)あまりの絵巻で、《果蔬図巻(かそずかん)》と名付けられた。若冲としては珍し

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  • マティスの「切り紙絵」を楽しむための10の切り口

    マティスの「切り紙絵」を楽しむための10の切り口国立新美術館で始まった「マティス 自由なフォルム」。巨匠マティスの切り紙絵にフォーカスしたこの展覧会をより楽しむための10の切り口をご紹介する。 文=齋藤久嗣 展示風景より、アンリ・マティス《花と果実》(1952-1953) ©Succession H. Matisse アンリ・マティスといえば、「色彩の魔術師」とも呼ばれるように、その美しく鮮烈な色彩による油絵の作品をイメージする方も多いかもしれません。しかし彼はその最晩年、ハサミと紙による「切り紙絵」という新たな手法で新境地を開拓します。この「切り紙絵」にフォーカスした展覧会「マティス 自由なフォルム」が、2024年2月14日から国立新美術館で開催中です。そこで、「切り紙絵」を中心にマティス晩年の作品について、10の鑑賞のヒントをご紹介します。 1. なぜマティスは晩年に「切り紙絵」を創始

    マティスの「切り紙絵」を楽しむための10の切り口
  • 群れとしてのグラフィックデザイン。塚田優評「もじ イメージ Graphic 展」

    群れとしてのグラフィックデザイン。塚田優評「もじ イメージ Graphic 展」近代のグラフィックデザインを振り返るとともに、DTP(Desktop Publishing)が主流となった1990年代以降のデザインをひも解く21_21 DESIGN SIGHTの企画展「もじ イメージ Graphic 展」。評論家の塚田優が、展の構造を分析しつつ、展が提示するこれからのデザイン像を考える。 文=塚田優 展示風景より、「文字と身体」  撮影(すべて)=三澤麦(ウェブ版「美術手帖」編集部) グラフィックデザインは美術と密接に関わりながら、応用美術としてジャンルに内包されるのではなく、独自に展開しながら社会のいたるところでその価値を発揮してきた。近年では「ソーシャルデザイン」「デザイン思考」といった言葉も聞かれるようになり、考え方のモデルとしてもデザインは重要視されるようになった。「デザインは生

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  • 国立民族学博物館に日本の仮面が集結。50周年記念特別展「日本の仮面――芸能と祭りの世界」が開催

    国立民族学博物館に日の仮面が集結。50周年記念特別展「日の仮面――芸能と祭りの世界」が開催国立民族学博物館で、みんぱく創設50周年記念特別展「日の仮面――芸能と祭りの世界」が開催される。会期は3月28日〜6月11日。 50周年記念特別展「日の仮面――芸能と祭りの世界」イメージ画像 国立民族学博物館で、みんぱく創設50周年記念特別展「日の仮面――芸能と祭りの世界」が開催される。会期は3月28日〜6月11日。 国内各地には、仮面が様々なかたちで用いられ、重要な役割を果たしている芸能や祭りが伝わっている。こうした各地の芸能や祭の仮面の多様性は、仮面が登場する芸能や祭りの歴史的な展開及び、それらの全国各地への伝播・定着と、その後の各地の地域社会における伝承を通じて形成されてきたとされる。展はこのような多様性に富む仮面を、国立民族学博物館の所蔵品をはじめ、各地の社寺や博物館など約700点

    国立民族学博物館に日本の仮面が集結。50周年記念特別展「日本の仮面――芸能と祭りの世界」が開催
  • 大英博物館、盗難から戻った宝石を展示で名誉挽回

    大英博物館、盗難から戻った宝石を展示で名誉挽回昨年8月に世界的に報道された、大英博物館での収蔵品盗難事件はいまだ記憶に新しい。現在もそれらを取り戻す作業が続けられている。運良く発見されて返還された収蔵品の一部である宝石を展示しながら、それらの歴史を紹介するエキシビション「リディスカバリング・ジェムズ」が同博物館で開催中だ。会期は6月15日まで。 文=坂みゆき 18〜19世紀につくられた模造品のインタリオ Courtesy of The British Museum

    大英博物館、盗難から戻った宝石を展示で名誉挽回
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