NHK大河ドラマ「麒麟がくる」で染谷将太演じる織田信長が予想に反して、いい。登場するまでは完全にミスキャストだと思っていたが、次の瞬間何をするかわからない、スリリングな雰囲気をよく出している。人も役者も見かけによらぬもの、と改めて反省する。 その信長ゆかりの熱田神宮で、意外なあんこに出会った。 蔵造りのきよめ餅総本家で、有名なきよめ餅を買い求め、その足で神宮駅前にある喫茶部「喜与女茶寮(きよめさりょう)」へ。あわよくば、コーヒーでも飲みながら、ここで賞味しようと思った。 ふとメニューを見ると、「抹茶セット(生菓子1個付き 税込み570円)が目に飛び込んできた。 この「飛び込む」という感覚は信長的だと思う(ホントかよ)。 手書きの生菓子は6種類あり、その中で今年の干支(えと)にちなんだ「干支 子(ね)」を選んだ。 丹波大納言小豆の艶やかな粒あんを上質の羽二重餅で包んだ上生菓子で、奥ゆかしいふ