2008年、パソコン業界に大旋風を巻き起こしたネットブックだが、その熱気も次第に冷めつつある。それとともに、ネットブックの価格も急速に下がっている。以前は、海外メーカーの製品でも5万円前後がメーンの価格帯だったが、現在は国内メーカーの最新機種が3万円台で購入できるほどになった。台数限定セールでは1万円台の商品が飛び出すこともある。 ネットブックブームだった2008年末~2009年前半とは状況が変わってきた。ショップを取材して値下がりした要因を検証し、ネットブックの販売状況や購入のポイントをまとめてみた。 国内メーカー製品がネットブックの性能やデザインを底上げ 秋葉原に店舗を構える激安ショップ「ウインクデジタル」の高橋泰裕氏によると、昨年までは10万円を軽く超える大画面A4ノートPCが売れ筋だった。だが、ネットブックの登場以来、風向きが大きく変わったという。「ユーザーはスペックを求めるのでは