【ジュネーブ共同】国連の女性差別撤廃委員会は、人工妊娠中絶で女性に配偶者の同意を求める規定を撤廃するよう日本政府に法改正を勧告した。
新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類となった2023年5月~24年4月の1年間で、死者数が計3万2576人に上ったことが24日、厚生労働省の人口動態統計で分かった。季節性インフルエンザの約15倍と格段に多く、大部分を高齢者が占める。政府は重症化リスクの低下を理由に新型コロナの類型を引き下げ、日常生活の制約はほぼなくなったが、今も多くの人が脅威にさらされている。 例年冬にかけて感染者が増える傾向にある。東北大の押谷仁教授(感染症疫学)は「高齢化社会の日本で被害を減らすために何ができるのかを一人一人が考えないといけない」と訴えている。 人口動態統計のうち、確定数(23年5~12月)と、確定前の概数(24年1~4月)に計上された新型コロナの死者数を集計。その結果、3万2576人となり、65歳以上が約97%だった。同時期のインフルエンザの死者数は2244人。新型コロナは、ウイルスが次々と
甚大な大雨被害が出た石川県の奥能登地域では多くの河川が氾濫、元日の地震後ようやく入居できた仮設住宅が水につかり、住民は避難を余儀なくされた。22日も朝から強い雨が降り、不明者の捜索活動を阻む。「心が折れそうだ」「みんな能登を出て行ってしまう」。相次ぐ災害に住民は絶望と不安で顔を曇らせた。 珠洲市上戸町の仮設住宅に暮らす区長の中川政幸さん(76)は大雨特別警報が出た21日、濁った水に腰までつかりながら近くの小学校へ避難した。「(地震で)みんな行く場所がなくなって仮設に来たが、仮設にすらいられなくなるとは。ようやく自宅の解体が決まり、前を向こうとしたのに」と唇をかんだ。 山地が多く、建設に適した用地が不足した能登半島では、土砂災害や浸水などのリスクが懸念される土地にも仮設住宅が建設された。輪島市宅田町の仮設住宅で両親と住むアルバイト木下鈴音さん(23)は「部屋にいて膝の上まで水がきた。川の近く
人工知能(AI)が発明した新技術が特許として認められるかどうかが争点となった訴訟があり、東京地裁は16日、知的財産基本法などに照らし「発明者は人間に限られる」として、米国籍の出願者の請求を棄却する判決を言い渡した。中島基至裁判長は一方で、現行法の制定時にAIの発達が想定されていなかったとし、国民的議論で新たな制度設計をすることが相当だと言及した。 判決によると、出願者は数年前に、発明者を「ダバス、本発明を自律的に発明した人工知能」と記載し、特定装置に関する特許を出願。特許庁は「発明者として記載できるのは人に限られる」として修正を命じたが応じなかったため、出願を却下した。 中島裁判長は「発明は人間の創造的活動により生み出されるものと定義される」と指摘。特許庁の判断は適法と結論付けた。 その上で、現行法の解釈では「AIがもたらす社会経済構造の変化を踏まえた的確な結論を導き得ない」と指摘。AIに
ローマ字のつづり方について国が定めたルールが、約70年ぶりに改められる見通しとなった。小学校で習うローマ字もこのルールを踏まえているが、駅名や案内表示など一般社会では、英語の発音により近い別の表記が浸透しているのが実情だ。文化審議会の小委員会は、統一的な考え方を示すことも視野に検討を進めている。 ローマ字のつづりは主に、母音と子音を規則的に組み合わせる「訓令式」と、「ヘボン式」がある。例えば「し」は訓令式では「si」、ヘボン式では「shi」と表記される。「愛知」は「aiti」(訓令式)、「aichi」(ヘボン式)になる。 国は1954年、内閣告示で「一般に国語を書き表す場合」は訓令式を用いると定めた。ヘボン式は「にわかに改めがたい事情がある場合に限り」使うとした。 学習指導要領も、小学3年の国語で、ローマ字について内閣告示を踏まえた学習をするよう求めている。だが、実際には訓令式は定着せず、
どうして日本には女性編集長が少ないの?!ずいぶん違うフィンランドのお国事情 ジェンダーバランスの不均衡が記事・番組に落とす「影」 フィンランド全国紙の元編集長、アヌ・ウバウドさん(左)と東京工業大学准教授の治部れんげさん=2月1日、東京都港区のフィンランド大使館(尾崎純子撮影)
イリーナ・バトルシキナさんが制作した日本の妖怪「アマビエ」やマスクをした女の子が描かれたマトリョーシカ=2日、モスクワ州(共同) 【モスクワ共同】新型コロナウイルスの早期終息に願いを込め、ロシア人形マトリョーシカの作家イリーナ・バトルシキナさん(49)が、疫病退散に御利益があるとされる半人半魚の日本の妖怪「アマビエ」を描いた作品を制作した。 モスクワ州在住の女性作家バトルシキナさんは、四季をモチーフとした淡色系の作品などで知られ、独特の繊細な作風が日本の愛好家にも高く評価されている。5月末にモスクワ市内在住の日本人女性からアマビエ作品の依頼を受け快諾した。 日本の資料も参考に、マグネットにアマビエを描いた作品を制作した後、今月1日にマトリョーシカ第1号を完成させた。
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