栃木県那須塩原市の塩原温泉にある露天の混浴浴場「不動の湯」が1日閉鎖された。観光パンフレットにも紹介された人気スポットだったが、一般の利用者から「風紀を乱す行為が絶えない」などの苦情が相次ぎ、管理する地元自治会が苦渋の決断をした。 自治会によると、異変は1年ほど前から。男女のグループ十数人が週末にビデオ撮影をするようになり、インターネットで告知されることもあったという。 湯は川と林に囲まれ、直径3メートル程度の湯船と脱衣場の小屋があり、午前6時半から午後9時まで、誰でも入れた。少なくとも明治時代には存在し、1950年代に現在の形に。閉鎖前日は県内外の男女が惜しむように湯につかったが、閉鎖後は湯も抜かれた。自治会の役員(56)は「残念だが、黙認できないマナー違反。管理にも限界がある」と話した。
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