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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (63)

  • コロナ後遺症の「だるさ」、筋肉にまで根深いダメージ、最新研究

    イタリア、ASL3ジェノバ心臓リハビリテーション科でリハビリを受ける新型コロナ後遺症患者。同科では2020年から、新型コロナウイルス感染症で入院した患者のためのリハビリテーションプログラムを実施している。(PHOTOGRAPH BY MARCO DI LAURO/GETTY IMAGES) 新型コロナウイルス後遺症(罹患後症状)の患者の多くは、主な症状として運動機能の低下を訴える。心身に負荷をかけすぎた後は激しいだるさ(倦怠感)に襲われて、その繰り返しにより病状が悪化するおそれがある。「運動後(労作後)倦怠感」(PEM)として知られるこの症状は、「筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群」(ME/CFS)の特徴的な症状でもある。 このほど、新型コロナ後遺症患者にみられる倦怠感に一つの説明を与える論文が2024年1月4日付けで学術誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に発表された。新型コロナ後遺症の患

    コロナ後遺症の「だるさ」、筋肉にまで根深いダメージ、最新研究
    HanaGe
    HanaGe 2024/02/22
    抜け毛のコメ。アリッサ・ミラノが罹患後に髪がゴソッと抜ける動画をアップしてたね。生え際がM字型に薄くなってた。
  • バニラアイスの香りはビーバーの分泌物、まことしやかに言われる理由

    アメリカビーバー。北米最大のげっ歯類で、体重30キログラムに達する個体もいる。(PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NATIONAL GEOGRAPHIC, PHOTO ARK) バニラアイスクリームにビーバーの分泌物が入っている? ニュース記事やソーシャルメディアのフードインフルエンサーは、「ビーバーの肛門の近くにある香嚢(こうのう)から分泌される黄色いシロップ状のカストリウムが『天然香料』としてバニラ風味の商品に使われている」と言っているかもしれない。こうした情報源の一部によると、アイスクリームからイチゴ味のオートミールまで、カストリウムはあらゆるものに入っているそうだ。(参考記事:「エンジンとアイスクリームの共通点とは? 身近な物質の意外な歴史」) ただし、答えは、おそらく「いいえ」だ。 専門家に言わせれば、これは事実から懸け離れている。確かにカストリウムは古代か

    バニラアイスの香りはビーバーの分泌物、まことしやかに言われる理由
    HanaGe
    HanaGe 2023/11/20
    牛のウンチからでもバニリンが抽出できるって話だよ。
  • 赤ちゃんの寝かしつけ、抱っこして5分歩くと効果的、留意点も

    泣いた赤ちゃんを抱っこして5分歩くと泣きやみ、半数が寝つくことを実験で示した。理化学研究所など日とイタリアの研究グループが発表した。さらに5~8分抱いてからベッドに寝かせると、起きずに眠ってくれるという。育児のノウハウとして活用できそうだ。 赤ちゃんを寝かしつける方法として、おんぶや抱っこ、ベビーカーでの散歩などがあるが、これらの効果の科学的な研究は少なかった。研究グループは2013年、親が抱いて歩くと赤ちゃんがおとなしくなると発表したが、20秒ほどの効果しか調べていなかった。これでは、親が歩くのをやめると赤ちゃんは再び泣き始めてしまった。 そこで研究グループは、より長時間歩く効果などを、生後7カ月以下の赤ちゃんと母親の21組による実験で調べた。母子の国籍は日やイタリアなど。まず、泣いている赤ちゃんに対し「抱っこして歩く」「抱っこして座る」「ベッドに置く」「乳母車に乗せて前後に動かす」

    赤ちゃんの寝かしつけ、抱っこして5分歩くと効果的、留意点も
    HanaGe
    HanaGe 2022/10/10
    本当に大変だ~。頭が下がります。ブコメを拝見していると、それぞれのご家庭のメソッドが口頭伝承の秘術のようです。すごい。
  • 小惑星ベンヌ、地球に衝突する確率が上昇、なぜ?

    小惑星ベンヌ。ベンヌが今後300年以内に地球に衝突する可能性は依然として低いものの、米航空宇宙局(NASA)の科学者たちは、その確率がこれまで考えられていたよりもわずかに高いことを明らかにした。(VISUALIZATION BY KEL ELKINS, NASA GODDARD SPACE FLIGHT CENTER) コマのような形をした岩だらけの小惑星ベンヌは、何億年もの間、ほぼひとりぼっちで太陽の周りを回ってきた。直径約500mのベンヌが地球に差し迫った脅威を与えることはない。だが数百年後には、地球に衝突する可能性がわずかにある。 8月10日付けで学術誌「Icarus」に掲載された論文で、科学者たちはまず米航空宇宙局(NASA)の小惑星探査機「オシリス・レックス」のデータを用いてベンヌの軌道を正確に計算した。さらに、現在から西暦2300年までについて、地球に衝突する危険性を分析した結

    小惑星ベンヌ、地球に衝突する確率が上昇、なぜ?
    HanaGe
    HanaGe 2021/08/19
    ♪ドンウォナ クローズマイアイーズ
  • 9人が怪死「ディアトロフ峠事件」の真相を科学的に解明か

    1959年2月26日、ディアトロフ峠で遭難した登山グループのテントを調べるソ連の捜索隊。テントは内側から切り開かれ、多くのメンバーがを履かずに下か裸足で外に出ていた。(PHOTOGRAPH COURTESY OF THE DYATLOV MEMORIAL FOUNDATION) 60年以上前のロシア(当時はソ連)で起きた悲惨な出来事は、秘密の軍事実験やイエティ、さらには地球外生命体との接触まで、さまざまな陰謀論を産み出してきた。しかし現時点で最も納得でき、最も理にかなっていると思われる仮説は、自動車事故の実験や映画『アナと雪の女王』で使われたアニメーションをヒントにした雪崩のシミュレーションにもとづくものだ。 スイスの2人の研究者が2021年に発表したデータは、9人の雪山登山者にむごたらしい死をもたらしたのは、不思議なほど規模の小さい遅発性の雪崩が原因だった可能性を示唆していた。雪山で

    9人が怪死「ディアトロフ峠事件」の真相を科学的に解明か
    HanaGe
    HanaGe 2021/02/04
    “「ディアトロフの謎を解いているんだと妻に言ったら、初めて私を心から尊敬する眼差しで見てくれました」と氏は振り返る。”
  • サメ保護に朗報 漁のコントロールは各国で可能、最新研究

    フカヒレの形が崩れないよう、石をぶら下げて乾燥させる。最新の研究によれば、市場で取引されているフカヒレの大部分は、公海ではなく各国の排他的経済水域(EEZ)で漁獲したサメから採取されたものだという。(PHOTOGRAPHS BY FEDERICO BORELLA) アカシュモクザメ、オオヒレメジロザメなどの希少種から持続可能な漁業に適した普通種まで、毎年最大7300万頭のサメのヒレが、フカヒレスープなどアジアの伝統料理の材料として取引されている。一般に、フカヒレ取引は公海で漁獲されたサメのヒレが大部分を占めるとされてきた。公海での漁業に関するルールはあいまいで、加えて取り締まりも難しいため、サメを保護する活動を複雑なものにしている。 (参考記事:「シュモクザメの立体視覚は人間並み」) しかし、そうしたこれまでの認識を覆す論文が10月28日付けで学術誌「Biology Letters」に発表

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    HanaGe 2020/11/05
  • 食料難のハチは葉っぱを傷付けて花を咲かせる、驚きの戦略

    ハチは、理由もなくブンブンと私たちの庭を飛び回っているわけではない。蜜や花粉がたっぷりある花を精査し、訪れた花を仲間に知らせるために匂いの跡を付けていく。 それだけではない。5月21日付の学術誌「Science」に掲載された論文によると、マルハナバチはまだ花が咲いていない植物の葉に小さな切り目を入れることで、開花を早めていることがわかった。ハチ研究者たちをあっと驚かせた事実だ。 「すごい!というのが私の最初の反応でした」と、今回の研究に関わっていない米カリフォルニア大学デービス校のハチ生物学者ニール・ウィリアムス氏は語る。「その後、なぜ今まで誰も気付かなかったのだろうと思いました」 ハチが葉を傷付けている きっかけは、スイス連邦工科大学チューリッヒ校の学生フォテイニ・パシャリドゥ氏の発見だった。セイヨウオオマルハナバチが、温室内の植物の葉に切り目を入れているのを見つけたのだ。ハチは傷付けた

    食料難のハチは葉っぱを傷付けて花を咲かせる、驚きの戦略
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    HanaGe 2020/05/27
  • 新型コロナがもたらす食料不安、米国の混乱

    新型コロナ危機のさなかで品などを数百人の人々に手渡すボランティア。2020年3月20日、マサチューセッツ州エバレットにて。(PHOTOGRAPH BY JOSEPH PREZIOSO, AFP/GETTY) 米国では毎年、品の40%が廃棄されている。重さにすると約6300万トンだ。だが、新型コロナ問題に端を発する品の買いだめやレストランの休業によって、この廃棄率は高まると、品ロスの専門家は言う。(参考記事:「インタビュー:世界の料の3分の1が廃棄されている理由」) 米国で最も多く品を廃棄しているのは一般家庭だ。冷蔵庫の品は日が経つにつれ鮮度が下がり、残り物は隅に追いやられ、やがて廃棄される。不安になって買いだめした消費者も、やがてべきれないほど買ってしまったことに気づくかもしれない。 サンフランシスコで廃棄物処理を行う企業「Recology」のロバート・リード氏は、「家で料

    新型コロナがもたらす食料不安、米国の混乱
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    HanaGe 2020/04/04
  • 驚きの特殊能力、「社会的距離」をとって感染を防ぐ動物たち

    チンパンジーは病気をもっていることが明らかな仲間を攻撃し、群れから追放する。(PHOTOGRAPH BY MICHAEL NICHOLS, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が深刻になるなか、多くの人々が他者との接触を避けたり、自宅にとどまったりすることを余儀なくされている。米国でも、感染の拡大を減速させるため、人と人とが「社会的距離」をとるようにという指針が発表されている。 しかし、感染症が当たり前の自然界では、「社会的距離」をとる戦略はとりたてて新しい概念ではない。事実、いくつかの社会的な種は、病原体に感染した仲間をコミュニティーから追放する。(参考記事:「新型コロナ、ことごとくパニックに陥る理由と対策」) それは決して簡単なことではない、と自然保護団体ザ・ネイチャー・コンサーバンシーの首席研究員ジョセフ・キーセッカー

    驚きの特殊能力、「社会的距離」をとって感染を防ぐ動物たち
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    HanaGe 2020/03/27
    ひきこもりさんたちではなかった。そつっか。。。
  • 新型コロナ、ことごとくパニックに陥る理由と対策

    米バージニア州のスーパーマーケット「ターゲット」の商品棚。いつもならウェットティッシュや消毒液、トイレットペーパーが隙間なく並べられているが、新型コロナウイルスの影響で人々が買い占めに走ったため、今は空になっている。「パニック買い」を引き起こすものとは何か。心理学者たちは、強いストレスのある状況下で、自分で事態をコントロールしたいという欲求が根底にあるという。(PHOTOGRAPH BY WIN MCNAMEE, GETTY IMAGES) 新型コロナウイルスが世界に広がり始めると、トイレットペーパー、消毒液、マスクを求め、各地で客が店に殺到した。感染者の数が増え、各国の政府や自治体は大規模な集会を自粛させ、店を閉めさせて、他人と一定の「社会的距離」を保つよう促している。それが人々の不安をあおっていわゆる「パニック買い」を助長し、店の棚はあっという間に空になってしまった。 昔から人間は、予

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    HanaGe 2020/03/21
  • 最高峰の野生生物写真コンテスト、驚く受賞作15点

    チベットスナギツネがマーモットに襲いかかる直前の瞬間を、中国の写真家バオ・ヨンチン氏がとらえた。「ワイルドライフ・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー」で大賞に輝いた一枚。(PHOTOGRAPH BY YONGQING BAO, WILDLIFE PHOTOGRAPHER OF THE YEAR) 恐怖で凍りついたかのようなマーモット。一方には、飛びかかろうと身構えるキツネ。混乱と衝撃が伝わってくる、時間を止めたかのような一枚だ。 10月15日、ロンドン自然史博物館が選ぶ「ワイルドライフ・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー」の大賞を、中国の写真家バオ・ヨンチン氏が手にした。 「その瞬間」と題した写真を、バオ氏は中国、チベット高原の牧草地で撮影した。海抜およそ4500メートルの高原は「世界の屋根」とも呼ばれる。審査委員長のロズ・キッドマン・コックス氏はプレスリリースで、この地域で撮られた写真と

    最高峰の野生生物写真コンテスト、驚く受賞作15点
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    HanaGe 2019/10/18
    ネズミも都会で生き抜いている
  • 農業の毒性が48倍に、『沈黙の春』再び? 研究

    巣の外のミツバチ。最新の研究によると、米国の農業はミツバチなどの昆虫にとって、過去25年で毒性が48倍近くになったという。(PHOTOGRAPH BY DIETER TELEMANS/PANOS PICTURES/REDUX) ミツバチをはじめとする昆虫にとって、米国の農業環境は25年前に比べて48倍も毒性が高いとする研究成果が、学術誌「PLOS One」に8月6日付けで掲載された。最大の原因は、いわゆるネオニコチノイド系殺虫剤が広く使用されていることだという。 毒性の大幅な上昇は、ハチ、チョウ、鳥などの花粉媒介者たちが急減したタイミングと一致していると話すのは、論文の共著者で、環境保護団体「フレンズ・オブ・ジ・アースUS」の上級科学者ケンドラ・クライン氏だ。 「第2の『沈黙の春』です。ネオニコチノイドは新たなDDTのようなものですが、ハチに対してはDDTの1000倍も有毒です」。クライン

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    HanaGe 2019/08/10
  • あなたの知らないトーテムポール | ナショナルジオグラフィック日本版サイト - カナダ太平洋岸の先住民は、漂着した日本などの難破船に使われていた鉄をはがしナイフを作っていた

    北米大陸の先住民が生み出したトーテムポール。その製作には、材料となる巨木が不可欠だ。世界有数といわれるカナダの温帯雨林の巨木がなければ、トーテムポールが生み出されることはなかっただろう。 カナダの太平洋沿岸、ブリティッシュ・コロンビア州(BC州)に巨木の森を育んでいるのが、日列島の南を流れ行く黒潮だ。この暖流は、北太平洋海流などと名前を変えながら太平洋を東へ進み、BC州の沿岸あたりに到達する。 この海流のおかげで、BC州は緯度の割には暖かい。加えて、暖流が運んでくる水蒸気をたっぷり含んだ空気が内陸に向かう途中でカナディアンロッキーにぶつかり、手前のBC州に大量の雨を降らせる。この暖かさと雨によって、BC州には豊かな温帯雨林の森が広がり、巨木が育つ。なかでも柔らかくて加工しやすいレッドシダーの巨木が、トーテムポールの材料となる。 しかし、巨木があるだけではトーテムポールを作ることはできない

    あなたの知らないトーテムポール | ナショナルジオグラフィック日本版サイト - カナダ太平洋岸の先住民は、漂着した日本などの難破船に使われていた鉄をはがしナイフを作っていた
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    HanaGe 2019/08/02
  • 第5回 日本の恐竜文化が変貌した、ほぼ平成30年史

    「90年代というと、『ジュラシック・パーク』の小説映画も出たりして、日の皆さんの恐竜像っていうのがガラッと変わった時期でした。91年にはユカタン半島のクレーターが見つかって隕石衝突説の信憑性が高まり、96年に中国で羽毛恐竜が見つかったり話題も多かったですね。恐竜は絶滅しなくてその一部は鳥になったということ自体、以前から言われていましたけど、恐竜の段階でもう羽毛があって翼があるみたいなことは想定しなかったんじゃないでしょうか。こんな大きな発見が続いていた時期に、恐竜というものが日でもより身近に感じられ、具体的に感じられるようになったと思います」 真鍋さんは、研究者として帰国した前後の状況をそんなふうに総括した。 「身近」「具体的」に感じられるようになったのは、大ヒットを飛ばした映画や、次々と報道される恐竜にまつわる科学ニュースによるところが大きい。そして、ニュースを伝える媒体としても、

    第5回 日本の恐竜文化が変貌した、ほぼ平成30年史
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    HanaGe 2019/07/14
  • 温暖化に朗報か メタン排出少ないウシの秘密解明

    アイルランド、コーク州ファーモイで、草をべるウシが出すメタンを測定しているところ。(PHOTOGRAPH BY MARK THIESSEN, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 草をべるウシは、草の繊維質を複雑な消化器系を使って分解することで、炭水化物を得ている。この消化の過程で生じるガスが、温室効果ガスとしても知られる大量のメタンだ。米環境保護庁(EPA)の推定では、米国が排出するメタンの約25%がウシによるものだという。たかがげっぷとは侮れない量なのである。 (参考記事:「魔のバミューダ海域、原因はメタンハイドレートか」) メタンが大気中にとどまる時間は二酸化炭素より短い。しかし、その温室効果は二酸化炭素に比べてはるかに高い。気候変動の影響を軽減しようとするなら、メタンの排出量を減らすことは重要な目標だ。(参考記事:「恐竜のゲップが地球を温暖化した?」) 2019年

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    HanaGe 2019/07/08
  • ヒマラヤの氷河消失速度が倍に、スパイ衛星で判明

    今回調査した何百もの氷河の1つ、チャングリヌプ氷河。大部分で岩だらけの地表が露出している。エベレスト山頂が左後方に見える。(PHOTOGRAPH COURTESY JOSH MAURER/LDEO) 世界最高峰のエベレストをはじめ、7000メートル以上の山々がつらなるヒマラヤ山脈。その雪と氷の量は、南極と北極に次いで世界3位だ。そのヒマラヤから、大量の氷河が消えたことが判明した。2000年から2016年にかけて毎年、量にして75億トン、厚さにして43センチもの氷が解け続けたという研究結果が、6月19日付けの学術誌「Science Advances」に発表された。(参考記事:「レア写真:世界最高峰エベレストの威容、空からパノラマ撮影」) これは1975年から2000年までの2倍のペースであり、氷の消失が気温の上昇とともに加速していることが浮き彫りになった。また今後、氷が消えることによって、ヒ

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    HanaGe 2019/06/23
  • マンモス再生は、どこまで現実に近づいているのか? 研究者が解説

    ケナガマンモス(Mammuthus primigenius、以下マンモスと略します)は、北半球の広範囲にわたって生息、氷河期の終了とともに減少し、4000年前に絶滅した非常に著名な動物です。永久凍土からは、マンモスの骨だけでなく筋肉などの軟組織も発掘されることから、それらの組織を用いて個体再生ができるかもしれないと、各国で研究が進んでいます。 近畿大学では、近年急速に発達した発生工学的手法を用いれば古代の生物も再生できるのではないかと考え、20年以上にわたり、シベリアでマンモスの組織を発掘し、回収された細胞核を用いて体細胞核移植実験をおこなってきました。2019年3月には、2万8000年前のマンモス細胞核が生物学的な特性を維持していることを初めて確認した論文を、科学誌「Scientific Reports」に発表しました。ここでは、私たちの研究をはじめとするマンモス再生研究の最前線、さらに

    マンモス再生は、どこまで現実に近づいているのか? 研究者が解説
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    HanaGe 2019/06/23
  • 本当はおぞましいアラジン、映画と原作どう違う?

    ディズニーによるリメイク版の『アラジン』(2019)では、極小スペースに暮らしながらも宇宙レベルのスーパーパワーを持つランプの精ジーニーを、ウィル・スミスが演じている。(COURTESY AF SRCHIVE, ALAMY) 大ヒットしたディズニー・アニメ映画『アラジン』が米国の劇場で公開されたのは1992年。貧しいけれど美しい心をもった孤児アラジンが、空飛ぶ魔法の絨毯に乗り、ランプの精に助けられ、独立心旺盛なお姫様と出会う大冒険の物語である。名作となったこの映画は、ブロードウェイでミュージカル化もされ、さらに実写版のリメイク作品が先月、米国で公開された。だが、この映画のアラジンは一体どれくらい原作に忠実なのだろう? 物語の由来から中身まで、原作を知らない人には驚きの10のトピックスを紹介しよう。(ザ・ウォルト・ディズニー・カンパニーはナショナル ジオグラフィックパートナーズの主要株主です

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    HanaGe 2019/06/10
  • 殺虫剤で蚊が増える、予期せぬ副作用が明るみに

    ヒトスジシマカが男性の腕から血を吸う。(PHOTOGRAPH BY BRIAN GORDAN GREEN, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 殺虫剤は蚊を減らすのに失敗しているどころか、天敵を殺してしまうことによって、むしろ蚊を繁栄させているかもしれない。少なくとも、ある1つの地域についてはそのようだ。5月16日付けで学術誌「Oecologia」に掲載された論文は、殺虫剤が生態系に与える影響について、新たな問題点を明らかにしている。 調査はコスタリカで実施された。そこに生息する蚊は、害虫駆除を目的とする一般的な薬剤に対して耐性を進化させていた。一方、蚊の天敵はそうした進化を遂げておらず、結果的に蚊の個体数を急増させてしまった。(参考記事:「虫よけスプレーの効かない蚊が出現」) 米国ユタ州立大学の生態学者で論文の著者であるエド・ハミル氏は、コスタリカ北部のオレンジ農園で調査

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    HanaGe 2019/06/05
  • 「歴史を変えた津波」が考古学で判明、14世紀末

    2004年インド洋で発生した津波によって露出した古い墓標をきっかけに、この地域を襲った過去の津波について、研究者らが調べ始めた。(PHOTOGRAPH COURTESY PATRICK DALY) 2004年12月26日、スマトラ沖を震源とした地震により、高さ30メートルに達する津波がインドネシア、スマトラ島北西のアチェ州を襲った。 津波はインド洋に面する海岸の町を次々にのみ込み、はるか遠くアフリカ大陸のソマリアにまで到達した。アチェ州だけで死者は16万人以上、家を失った人々はもっと多かった。 このアチェ州は、600年以上前の14世紀末にも同様の津波に襲われ、やはり沿岸の村が甚大な被害を受けていたことが、新たな証拠から明らかになった。さらに、それがこの地域で強大な権力を誇ったアチェ王国の勃興につながったという。この調査結果は、5月28日付けで「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」に発表され

    「歴史を変えた津波」が考古学で判明、14世紀末
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    HanaGe 2019/05/30