近年、ジャパニーズウイスキーが海外で高く評価されていることから、同じ蒸留酒として、木樽(きだる)で熟成させ、見た目も味わいもウイスキーに近い琥珀(こはく)色の「熟成焼酎」を売り出す動きが広がっている。ただ、国内の規制があり、長期熟成の焼酎が流通させられないらしい-。本紙「あなたの特命取材班」に左党という福岡市内の40代男性から、疑問の声が寄せられた。どういうことか?...
自宅待機、急変リスク 新型コロナウイルスに感染し、自宅療養をしている人が福岡県内で3割近くに上っている。埼玉県で自宅療養中の男性2人が死亡したことを受け、厚生労働省は無症状や軽症の人の療養場所について、自宅ではなくホテルなどの宿泊施設を基本とする方針を示したが、無症状の人が入所を渋り、自宅療養を選ぶケースも相次いでいる。 「ホテルに入るとしばらく酒も自由に飲めない。自宅の方が過ごしやすい」。福岡市で陽性が確認された無症状の男性は、保健所職員の打診を断った。 ホテルでの宿泊療養の対象は、自宅待機している無症状者のうち医師が入院不要と判断した人に加え、軽症者のうち入院から5~7日経過し体温が37・5度以下などの条件を満たす人。さらに本人の同意と、外出しないといったルールを守れることが前提だ。強制はできず、職員は自宅療養を認めざるを得なかった。 「ホテル療養と聞いて豪華な食事を期待したが、そうで
徹底調査報道「ひずむ郵政」 【早稲田ジャーナリズム大賞受賞】「不正が横行している」。内部告発を受けて始めた調査報道は、郵政3社のトップを引責辞任に追い込んだ。関係者からの情報提供は1千件を超える(随時更新)
平成筑豊鉄道(平筑、福智町)は23日、今月6日に列車内で体調を崩した乗客の嘔吐(おうと)物をワイシャツを脱いで拭くなどしたとして、大和青藍高(直方市)調理科3年の毛利佑弥さん(17)=糸田町=に感謝状を贈った。乗務員の清掃が短時間ですみ、運行の遅れが最小限に抑えられた。毛利さんは通学途中で午前に期末試験があったが、「当たり前のことをしたと思っている」と話した。 平筑などによると、午前8時20分すぎ、田川伊田発直方行きの列車(1両編成)が「ふれあい生力駅」に近づいた際、40代くらいの女性がボックス席付近で嘔吐。寝ていた毛利さんは騒ぎに気付き、ワイシャツを脱いで床を拭いた。乗り合わせた女子高校生2人も乗務員に知らせる行動をとったという。 23日の贈呈式で、平筑の河合賢一社長は「一つの列車が大きく遅れると、ほかの列車にも波及していた」と感謝。毛利さんは「小学校高学年のとき、自転車で転び、見知らぬ
「これってあり?」包装トレーを“くるりポイ” スーパー困惑、マナー問う声も 2019/11/8 6:00 (2022/12/20 13:14 更新) [有料会員限定記事]
徹底調査報道「ひずむ郵政」 【早稲田ジャーナリズム大賞受賞】「不正が横行している」。内部告発を受けて始めた調査報道は、郵政3社のトップを引責辞任に追い込んだ。関係者からの情報提供は1千件を超える(随時更新)
「どこで吸えばいいの」ベランダ喫煙トラブル、解決に限界 受動喫煙でうつ病リスクも 2018/10/19 6:00 (2022/12/9 12:40 更新) [有料会員限定記事] 「隣人がベランダでたばこを吸っていて、臭いが家の中まで入ってくる。やめてほしいと手紙や口頭で訴えたが効果がない」。ベランダで喫煙する“ホタル族”に悩まされているとの声が、福岡県内の集合住宅に住む会社員男性(42)から特命取材班に寄せられた。そういえば最近、あちこちの集合住宅で「喫煙に関するお願い」なる張り紙をよく見掛ける。2020年の東京五輪・パラリンピックを前に禁煙の動きが広がる中、集合住宅での喫煙問題を取材した。...
拡大 女性が残した遺書。生前、周囲から「普通じゃない」「変わってる」「常識外れ」などと言われ続けたといい、「笑顔で受け流すことに疲れた」と漏らしていたという(写真の一部を加工しています) 拡大 1月に自ら命を絶った女性が残した絵やスケッチブックを眺める母親。本棚の本や置物から絵は女性の部屋を描いたとみられ、外から押し寄せてくるカッターナイフ(苦痛)から女の子が逃げようとしているように見える=福岡市 ≪自分の中の「普通」がその社会の「普通」とズレていることを嗤(わら)われるのはもう嫌だった。突きつけられるのも嫌だった≫ 福岡市で1月、そんな遺書を残し、20歳の女性が命を絶った。対人関係の難しさや感覚過敏などを抱え、短大卒業を前に社会に出る不安を深めていたという。発達障害を疑っていた母親(49)は相談機関を頼ったが、支援にはつながらなかった。生きづらさを抱える人たちに、社会は向き合えているだろ
ネットでの中傷は妻の仕業だった‐。自宅アパートに妻を監禁し暴行したとして、逮捕監禁と傷害の罪に問われた大分市荏隈の被告(44)の初公判が21日、大分地裁(有賀貞博裁判官)であった。検察側は、被告は動画サイト「ユーチューブ」への投稿で収入を得る「ユーチューバー」で、半年以上続いた動画への誹謗(ひぼう)中傷が妻によるものと分かったために事件を起こしたと主張した。 検察側の冒頭陳述などによると、被告は大分県内の飲食店や観光地を紹介する動画を投稿し、この動画について妻は「バカ」「ハゲ」などとコメントした。同様のコメントを送るよう妻が知人に依頼したことをきっかけに発覚し、激高したと説明した。 起訴状によると、3月、自宅で妻=事件当時(36)=の両手と足首を粘着テープなどで縛って監禁した上、顔を蹴って約1カ月の重傷を負わせたとされる。被告は起訴内容を認め、検察側が懲役3年を求刑し即日結審した。判決は6
日本の伝統芸能・人形浄瑠璃の魅力に取り付かれ、唐津市弓鷹町に住む九州唯一の浄瑠璃指導者、竹本鳴子太夫=本名・山崎安子さん(70)=に弟子入りした大学生がいる。福岡県八女市黒木町の久留米大1年桁山幸太さん(19)。4月に唐津市である公演で物語の語り手「太夫」としてデビューが決まり、稽古に熱がこもる。 「もっと大きな声で」 「肩に力を入れんとよ」 今月上旬、桁山さんは竹本さんの声に耳を傾けながら、真剣な表情で床本を読み上げていた。2人は2月から月に数回、唐津市相知町のホールで一対一の稽古に励んでいる。 挑戦しているのは、母娘の切ない出会いを描いた人情話「傾城阿波鳴門(けいせいあわのなると)」。親と名乗ることができない母親の葛藤や情愛を表現しなければいけない難しい作品だ。2月に稽古を初め、公演までわずか2カ月。竹本さんは「時間は少ないが、舞台に立つことで上達につながる」と、あえて挑戦させることに
福岡県大野城市内で10月、アパート一室に内縁の妻の遺体を遺棄したとして、死体遺棄容疑で男が逮捕された。妻は「ユミコ」と名乗り、一時は仕事もしていたが、県警が調べても身元を特定できなかった。免許証や住民票もなく、「無戸籍状態」だった。30年連れ添った男も「今となっては、妻がどこの誰だったのか分からない」と話す。 男は住所不定、無職奥田義久被告(74)。起訴状によると、昨年10月下旬ごろ死亡した氏名不詳の女性(妻)の遺体を遺棄したとされる。一部白骨化し、死因は分からなかった。 被告によると、妻とは33年前、北九州市戸畑区にあったキャバレー「太陽」で出会った。妻には4歳ぐらいの子どもがいたが、数年後に駆け落ちしたという。妻の言う通りなら1963年11月27日生まれで、死亡時は53歳だった。 春日署は、キャバレー関係者や区役所に聞き込むなど「手は尽くした」(署幹部)。キャバレー関係者は「似た人がい
菅官房長官単独インタビュー詳報 「外国人労働者なしに日本経済は回らない」 2018/8/23 18:30 (2018/8/27 12:54 更新) -政府が外国人の就労拡大を図る理由は? 「外国人材の働きなくして日本経済は回らないところまで来ている。高齢者施設をつくった私の知人も、施設で働く介護人材が集まらないと言っていた。(外国人労働者問題についての連載を書籍化した)西日本新聞の『新 移民時代』(2017年11月に明石書店から出版)を読んで、私の感覚と同じだったため、いろんな方に相談したら『みんなやってくれなければ成り立たない』というのが現状だった」 「安倍晋三首相が2月の経済財政諮問会議で外国人の就労拡大に向けた新制度を検討するよう指示し、6月の骨太方針で就労目的の新たな在留資格創設を明記して一気に走り始めた。来年4月からスタートできるようスピード感を持って対応していく」 -どのくらい
改正労働者派遣法の施行から9月30日で3年を迎えるのを前に、ベテランの派遣社員を中心に「雇い止め」に遭うケースが相次いでいる。改正法では、同じ職場で働くのは最長3年で、超える場合は派遣元が派遣先に直接雇用を依頼する-などの雇用安定措置が義務化された。その義務が発生する前に契約を解除すれば、企業側は高待遇の正社員などに登用しなくて済む。労働者側からは「法の趣旨に反する派遣切りだ」と批判が出ている。 大分県内の製造会社に勤めていた40代のAさんは、専門書類の作成業務を15年以上担ってきた。今年2月、契約は夏までと告げられた。3カ月更新で働いてきて、法改正から2年9カ月での雇い止め。あと1回更新すれば、希望していた正社員への道が開けるはずだっただけに「十数年を無駄にした」と肩を落とす。 同じ会社で秘書として10年勤めるBさん(42)も今夏で雇い止めになった。仕事量は正社員と同等で残業もこなしてき
拡大 「子供たちを温かい家庭で育てよう」と、会報を手に里親への登録を呼び掛ける県里親会「たんぽぽの会」の時津千春会長 「こどもの日」の佐賀市内の商業施設は、親子連れでにぎわっていた。出入り口で小さな女の子が女性のスカートを引っ張って甘えていた。仲むつまじい母子のようだ。女性は女の子を見つめながらも行き交う人にビラを配り、こう語りかけていた。「里親になりませんか」 女性は県里親会「たんぽぽの会」の時津千春会長(51)だ。女の子は時津さんが里親として生後2カ月の時から養育し、現在3歳。ハンバーグが大好きで、ハート形にすると跳び上がって大喜びする。その姿が「本当にかわいい」と時津さんはほほ笑む。 県によると、県内には乳児院や児童養護施設などで親元から離れて暮らす子どもが約300人いる。このうち、里親の元で生活するのは1割強の42人で、目標の約3割に届いていない。時津さんには「里親の元で育てると愛
福岡県警筑紫野署は16日、人気アイドルグループ「AKB48」のCD585枚を同県太宰府市の山中に不法投棄したとして、廃棄物処理法違反容疑で同市に住む30代の会社員の男を福岡地検に書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。男は「アイドル総選挙で(CDに添付されていた)投票券を使った後、処分に困って捨てた」と容疑を認めているという。 書類送検容疑は6月中旬ごろ、AKB48のシングルCD計585枚を、太宰府市の山中に捨てた疑い。CDはすべて同種で、6月に沖縄県で開票イベントが行われた「AKB48 49thシングル選抜総選挙」の投票券が抜き取られていた。 捜査関係者によると、大量のCDは5~6月、AKB48のファン仲間である千葉県在住の男性が購入。総選挙は、券に書かれているシリアルナンバーを専用サイトに打ち込んだ上で、好きなアイドルに投票するシステムで、男性から「ナンバー入力が間に合わない」と依
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