高齢ドライバーらのブレーキとアクセルの踏み間違い事故を防ごうと、各地の町工場が生み出した安全装置が注目を集めている。 熊本県玉名市の鉄工所が開発した両機能一体型のペダルは購入補助金を出す自治体もあり、納期が半年待ちの状態。大手自動車メーカーが先進技術で自動ブレーキなどの開発を進める中、町工場発のアイデアが事故防止に一役買っている。 「ブレーキもアクセルも踏み込む動作は同じ。だから踏み間違いが起きるんです」。同市の「ナルセ機材」の鳴瀬益幸社長(82)は力説する。約30年前、オートマチック車で踏み間違い事故を起こしそうになった経験から、装置の開発に着手した。 事故はアクセルをブレーキと思い込み、強く踏み込むことで起きる。そのため、両方の機能を一つのペダルに集約。踏み込めばブレーキがかかり、ペダル右側のレバーを足で外側にずらせば加速する仕組みに行き着いた。 「ワンペダル」の商品名で1991年から
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