マスコミにリークする情報も底をついたか。もはや捜査当局に決定的証拠がないことは明らかだ。それでも拘束し続ける警察・検察の思惑とは—。冤罪に詳しいジャーナリストが主任弁護人に訊く。 何が何でも有罪にする 江川 2月10日の片山祐輔氏(30歳)の逮捕から、すでに80日近く経過しました。最近の片山氏の様子はいかがですか? 佐藤 この対談の直前にも会ってきましたが、「一日も早く自由になりたい」と言っています。一時は不眠に悩まされ、自殺も考えるほどでした。保護室に隔離されたこともありましたが、だいぶ落ち着いてきました。彼の誕生日が5月10日なので、それまでには保釈が認められるようにしたいと考えているところです。 江川 検察はさらに別件で追起訴をする用意があるようで、捜査も続行中です。すぐに保釈されることは考えにくいと思います。 そもそも、この事件では警察が4件の誤認逮捕で大失態をして威信を傷つけられ
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