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2007年5月2日のブックマーク (11件)

  • ラブシーンの言葉

    ため息が出る性愛譚集。小説、詩歌、エッセイ、雑誌の連載からエロチックな描写をこれでもかとばかり集めている。男女の愛の営みをおおらかなまなざしで(ナマあたたかい目で?)評しており、この寸評が面白い… てか笑うと同時に思わずふりかえる。 なんと全部で208編の底から採っている(読みながら数えた。煩悩+100!)。79歳のおばあちゃんから、17の牧歌少女まで、生々しい体位もシチュもキャラクターも、燃えも萌えも恥じらいも狂騒も、なんでもござれのエクストラヴァガンツァっ!著者の荒川洋治氏には、「エロス☆ウォッチャー」の称号を謹呈。 著者自身の経験に裏打ちされた(?)コメントがオモロい。例えば、開脚した「花」をポラロイドで撮影するさまを謳った詩を、こう評する。 花が「女性」である場合、こういう写真を撮らせてくれる若い女性はいない。が、若くないと、撮る人がいなくなるものである。 なお、この手の写真は、

    ラブシーンの言葉
  • 「幼年期の終わり」で泣いた週末

    3回びっくりして、1回泣いた。SFで泣いちゃうなんてめずらしーなー、"アルジャーノン"以来だろうか… しかも、「アルジャーノンに花束を」にある哀愁だの同情といった誰かとシンクロした感情ではない。そういった感傷を超越して、自分ではどうしようもない、取り返しのつかないものを眺めている―― そんな気分を味わう週末。 「ブラッド・ミュージック」すげぇ、と唸ってたら、誠天調書の中の人が、セカイ系SFの傑作「幼年期の終わり」→「ブラッド・ミュージック」の順に読めという[参照]。でもって、読んでわかった、多くの人がSFオールタイムベストに挙げる理由が。そして、作の影響を受けた作品がたっぷりとあることも。 amazonレビューはこんなカンジ… 二十世紀後半、地球大国間の愚劣きわまる宇宙開発競争のさなか、突如として未知の大宇宙船団が地球に降下してきた。彼らは他の太陽系からきた超人で、地球人とは比較にならぬ

    「幼年期の終わり」で泣いた週末
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 東大教師が新入生にすすめる100冊

    昨年の「東大教官がすすめる100冊」の2007年版。企画の趣旨は以下のとおり。 ■企画「東大教師が新入生にすすめる100冊」の趣旨 東大教師が選んだ新入生向けのブックリストとして、新書「東大教官が新入生すすめる」と、紀伊國屋書店のサイト[参照]がある。全部で2100冊程と膨大なので、まとめる。まとめるだけでは面白くないので、100冊に絞ってランキングする。 新書もサイトも、「ただ並べてあるだけ」なので非常に見づらい。さらに、くりかえしオススメされるの「重み」が見えないため、以下の基準で編集→ランキングする。 年を越えてオススメされるは、それぞれ1票としてカウント 複数の教官にオススメされるは、それぞれ1票としてカウント 全集・分冊は丸めて1冊にした。ただし、全集の中の特定巻を指してある場合は「ソコを読め」というメッセージなので別枠とした 参照元では「文系」「理系」と分けているが、混

    わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 東大教師が新入生にすすめる100冊
  • 「女王陛下のユリシーズ号」は、スゴ本+徹夜小説

    狂喜セヨ、いや「狂気セヨ」なのかもしれない。それこそ狂気のように読んだ、もちろん徹夜。ただし、翌朝目が真っ赤になったのは、震えて泣きながら読んだから。 裏表紙の紹介文より―― 援ソ物資を積んで北極海をゆく連合軍輸送船団。その護送にあたる英国巡洋艦ユリシーズ号は、先の二度の航海で疲弊しきっていた。だが、病をおして艦橋に立つヴァレリー艦長以下、疲労困憊の乗組員七百数十名に対し、極寒の海は仮借ない猛威をふるう。しかも前途に待ち受けるのは、空前の大暴風雨、そしてUボート群と爆撃機だった… 鋼鉄の意志をもつ男たちの姿を、克明な自然描写で描破した海洋冒険小説の不朽の名作 しかしながら、レビューすることはほとんど無い。「凄絶な戦艦戦」とか「苛烈な自然の猛威」といった惹句を並べても自分で空々しい。書き口が「淡々+冷酷」、展開も容赦なし←これで充分。たとえば、きっと夢に見るだろうと恐れている場面(のひとつ)

    「女王陛下のユリシーズ号」は、スゴ本+徹夜小説
  • ActionScript3 でネームスペース使ったキーイベント監視ユーティリティ作りました - 2nd life (移転しました)

    AS3 のキーイベント監視でなんかいい方法ないかなー、と考えていたら良い方法が思いついたので実装してみた、らかなり便利な気がするので公開してみます。 http://github.com/hotchpotch/as3rails2u/tree/master 通常のキーイベントの監視では addEventListener(KeyboardEvent.KEY_DOWN, func) で関数を登録して switch で event.keyCode 判別して Shift が押されてるか Ctrl が押されてるかによって云々、でかなりめんどくさいです。でもこの KeyTypeListener を使うと驚き300%(当社比)の方法でキーイベントを定義できます。 // 読み込んで import com.rails2u.utils.KeyTypeListener; import com.rails2u.uti

    ActionScript3 でネームスペース使ったキーイベント監視ユーティリティ作りました - 2nd life (移転しました)
  • JavaScript で簡単にスタックトレースを取るテクニック

    Firebug を使うと console.trace(); これだけでスタックトレースを取ることが出来ます。 でも、 XUL の開発とか、人のブラウザで Firebug が入ってない時とかは出来ないので、 そういう時は、 alert(Error().stack); これだけで出来ます。まあ Firefox only ですが。

    JavaScript で簡単にスタックトレースを取るテクニック
  • Getting Real by 37signals

    Heads up! This page uses features your browser doesn’t support. Try a modern browser like Firefox or Chrome for the best experience. sidebar#close mouseup->tweet#update input->tweet#update keydown->tweet#update scroll@window->tweet#update" data-bookmark-id="/gettingreal"> `���U ��'��U Getting Real The smarter, faster, easier way to build a successful web application Start reading →

    Getting Real by 37signals
  • 最近の若い者は・・・ - マツドサイエンティスト・研究日誌

    昨日、都内某所で、ちょっと講演をした。昔、世話になったことのある大先生に頼まれて断れきれなかったのだ。最近は、宇宙旅行とか火星や小惑星の命名権やらの土地の権利とかをネタにして、怪しげな事もあるらしいので警戒した。しかし、そう言ったものでは無く、心配は全くの杞憂であった。結果的には、色々な人に会えたし、面白かったので、講演して良かった。 このブログで事前に告知しなかったのは、会場になる会議室が満員になるくらい既に予約が入っていると言うことだったからだ。 で、会場に行くと、50人弱位の人が集まったのだが、普段の『客層』と全く違うので驚いた。普段は、専門の技術者や科学者が集まる学会やら、マニアの集まる SF 大会やロフトプラスワン、宇宙作家クラブのミーティングで喋っているのだが、この場合、聞いている人は、宇宙に関して、それなりに知識がある。 ところが、昨日は、全く宇宙とは関係の無い職業でマニアで

    最近の若い者は・・・ - マツドサイエンティスト・研究日誌
  • Google のソフトウェア開発 Days on the Moon

    Google 技術講演会「Developing Software in the Real World」に行ってきました。講演者は Google 東京 R&D センター ソフトウェアエンジニアの南野朋之さん。その 1 週間前に行われた、Mozilla Corporation の Seth Bindernagel と Seth Spitzer との講演会 (Mozilla Party JP 8.0 とは別物) には参加できなかったので、リベンジ (?) という形になります。 南野さんはインターンを経て Google へ入社、Google マップでの写真表示を開発された方で、今回の公演内容は Google でのソフトウェア開発体制、および Photos on Google Maps 開発の舞台裏に関してでした。 Google でのソフトウェア開発体制 OKR (Objectives and Ke

  • キャラクターは著作物ではない(日本では):栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ

    ちょっと前の話題ですが、「国営アミューズメント・パークで、ディズニー模倣 - 中国」 というすごい記事がありました。北京オリンピックも迫っているのに大丈夫なんでしょうか?自分は大陸中国は行ったことないですが、数年前に台湾旅行に行った時には、やはり、かなり微妙なキャラ(「とっとこムハハ太郎」とか)がありました。 中国台湾の知財法にはそれほど詳しくないのでここでは論じませんが、同じことを日でやったら著作権権侵害であっと言う間に訴えられてしまうのは言うまでもないでしょう。しかし、「訴えられる」が結論ではあるのですが、事態はそれほど単純ではないのです。なぜならば、日の現在の著作権法の解釈では、キャラクターそのものは著作物ではないとされているからです。 もちろん、漫画映画等は著作物なのですが、その登場人物であるキャラクターは抽象的な人物像であり著作物ではないとする最高裁判例があります。では、

    キャラクターは著作物ではない(日本では):栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ
  • セカンドライフ初の日本人結婚式は豪華絢爛、そして本物のカップルだった: SNS,ソーシャルネットワーキング.jp

    ●セカンドライフ初の日結婚式は豪華絢爛、そして物のカップルだった 4月26日にセカンドライフのココロロ島で物の「日人初の結婚式」が行われました。挙式の数日前に関連するSNSやブログで発表されたため、ちょっとした騒ぎになりました。筆者も招待され、とっても感激しました。更に余談ですが連休の最後には東京国際マラソンも計画されています。 連休中と言うことで今回はとっても軽い記事にしますね。 新婦のミカさんと新郎のリュウジさんは既に4月半ば入籍を済ませ、仮想世界で正式な結婚式を挙げられたいとのことで計画されたようです。日初のシミュレーションベースの結婚式ということでお二人とも改めておめでとうございます。 尚、新婦はライターの方です。(職はIT関係のお仕事、ライターは余技) 関連のブログは以下の通りです。 ▼SL結婚式  http://slcom.jp/modules/wordpress