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ブックマーク / chakichaki.hatenablog.com (35)

  • 山賊ダイアリー - 本屋のほんき

    山賊ダイアリー(1) (イブニングKC) 作者: 岡健太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/12/22メディア: コミック購入: 9人 クリック: 105回この商品を含むブログ (75件) を見る山賊ダイアリー(2) (イブニングKC) 作者: 岡健太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/07/23メディア: コミック購入: 7人 クリック: 78回この商品を含むブログ (37件) を見る個人的には面白いと思うんだが、周りの人が誰も賛同してくれないので、ここに書くことにした。もうちょっと読者が広がってくれたら、と思う作品である。 作者は漫画家兼新米のハンター。地元岡山の山奥で空気銃背負ってベテラン猟師にいろいろと猟のコツを教わりながらハンター生活をやっている。その狩り暮らしのアリエッティな日誌をエッセイ風ノンフィクションマンガにしているのがこの作品なのだ。 狩猟の

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  • 鍵のない夢を見る - 本屋のほんき

    鍵のない夢を見る 作者: 辻村深月出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2012/05/01メディア: ハードカバー クリック: 239回この商品を含むブログ (62件) を見る辻村深月さん、直木賞おめでとうございます。 ということで読解力がないことで定評のある当ブログ主が珍しく、直木賞作品を受賞当日に読んでいる。 短編集で5つの短編が収録されている。主人公は全員が女性。泥棒、放火、殺人、誘拐と、それぞれの話は犯罪が表テーマになってるんだけど、それに巻き込まれる主人公の女性たちの歪んだ心理というのが裏テーマになっていて、それを冷めた目線で眺める、っていうのが適切な読み方になるんかな、こういう作品は。 一番気に入った話は、二話目の放火の話と四話目の夢と殺人の話。男性登場人物のダメ糞っぷりが、まるで鏡にうつる最低の自分を見ているようで小気味よく、そんなダメ男に翻弄される主人公の女性のダメ思考も

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  • マネーボール - 本屋のほんき

    マネー・ボール 奇跡のチームをつくった男 作者: マイケル・ルイス,中山宥出版社/メーカー: ランダムハウス講談社発売日: 2004/03/18メディア: 単行購入: 9人 クリック: 114回この商品を含むブログ (114件) を見るメジャーリーグの中でも屈指の貧乏球団と言われるオークランド・アスレチックス。そのアスレチックスのカリスマGMビリー・ビーンは革命的な選手起用法を駆使して、アスレチックスを常勝軍団に成長させる。このはそのノンフィクション。 実は6年前に「すごく面白いがある」と聞いたときに、このを1600円で購入したんですが、ずっと棚の肥やしにしていたんです。ところが読まないうちに翌年に文庫化。少し悲しい思いをいたものの、それでもめげずに積読を継続していたんです。 今回買ってから6年ぶりに読んでみようかという気になったのは、この秋ブラピ主演で映画公開されることになったか

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  • 本屋のほんき

    リオオリンピック総集編 2016年 9/5号 [雑誌] (週刊朝日増刊) 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2016/08/25 メディア: 雑誌 この商品を含むブログ (1件) を見る リオオリンピック、盛りあがったのはいいのだけれども、そのおかげさまであったのかどうなのか、今月の全国書店売上は壊滅的であった。みなさんやはりテレビでオリンピック選手を応援していたのだろうか。 われわれ書店員が、誰かを応援しようという気持ちを表現する際には、フェアという企画をたてることが多い。例えば、『がんばろう熊フェア』という売場を作って、そこに熊関連のを集めるみたいな、そういう企画である。その売場にメッセージコメントなどを設置したりして、お客様に共感してもらう。それでも売れる。 フェアが書店の顔だと言われ、書店それぞれの個性がもっとも見えやすい場所になっているのは、そうした書店の中の人

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  • 1Q84 - 本屋のほんき

    1Q84 BOOK 1 作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/05/29メディア: 単行購入: 45人 クリック: 1,408回この商品を含むブログ (1247件) を見る1Q84 BOOK 2 作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/05/29メディア: 単行購入: 40人 クリック: 432回この商品を含むブログ (925件) を見る [BOOKデータベースより] 「こうであったかもしれない」過去が、その暗い鏡に浮かび上がらせるのは、「そうではなかったかもしれない」現在の姿だ。書き下ろし長編小説。 ■このを購入した人はこんな雑誌を購入しています。「文藝春秋」「sweet」「LEE」 丸  「1Q84」はびっくりするぐらい面白くて、衝撃でした。1巻の中盤ぐらいまでは全然面白くなくて、最初はどうしようかと思ってたんですけど。 茶   今回

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  • 動物のお値段は? - 本屋のほんき

    動物の値段 (角川文庫) 作者: 白輪剛史出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2010/01/23メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 26回この商品を含むブログ (16件) を見る年末にフジテレビで「バカの河」という、を紹介する番組をやっていまして、その中でビビる大木氏が紹介してたのがこのでした。ビビる大木氏のプレゼンを聞いているとかなり面白そうだったので読んでみようと思っていたのですが、番組終了後、2ヶ月もしないうちに文庫化されるとは!早速購入してしまいましたよ。 では、ここでクイズです。この中で一番高い動物と安い動物はどれでしょうか? シャチ ゴリラ ゾウ コウテイペンギン キリン ラッコ ライオン 答え。これ、実は上からお値段順に並んでいるのです。ちなみにシャチは1億円。ライオンは45万円。んー、ライオン割と安いですね。ペット可物件にお住まい

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  • 新参者 - 本屋のほんき

    新参者 作者: 東野圭吾出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/09/18メディア: 単行購入: 8人 クリック: 153回この商品を含むブログ (225件) を見る [BOOKデータベースより] 日橋。江戸の匂いも残るこの町の一角で発見された、ひとり暮らしの四十代女性の絞殺死体。「どうして、あんなにいい人が…」周囲がこう声を重ねる彼女の身に何が起きていたのか。着任したばかりの刑事・加賀恭一郎は、事件の謎を解き明かすため、未知の土地を歩き回る。 ■このを購入した人はこんな雑誌を購入しています。「sweet」「IN Red」「ダ・ヴィンチ」 茶  これは素晴らしかったですね。個人的には、今回の№1でした。 丸  ええっ!東野圭吾が苦手なchakichakiさんが、そこまで言うのは珍しいですね。 茶  めちゃめちゃ巧いです。一章一章ごとに最後にものすごく気の利いた一文が挿入されるん

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  • 猫を抱いて象と泳ぐ - 本屋のほんき

    を抱いて象と泳ぐ 作者: 小川洋子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/01/09メディア: 単行購入: 5人 クリック: 91回この商品を含むブログ (209件) を見る [BOOKデータベースより] 伝説のチェスプレーヤー、リトル・アリョーヒンの密やかな奇跡。触れ合うことも、語り合うことさえできないのに…大切な人にそっと囁きかけたくなる物語です。 ■売行指数  34  ■購入層男女比  38:62 ■このを買っている人は、こんな雑誌を買っています。 「ダ・ヴィンチ」「ku:nel」「LEE」「yomyom」「文藝春秋」 丸  これはすごい素晴らしかった。好きですね。やっぱり小川洋子って巧いなあって。 茶  とにかくね、ちょっと美しすぎる話でしたね。 丸  そうですね、あのすごい物悲しい感じが好きですね。あの話はああいう人が当にいたんですか? 茶  チェスを指す人形(「

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  • 西尾維新とブックオフ - 本屋のほんき

    難民探偵 (100周年書き下ろし) 作者: 西尾維新出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/12/11メディア: 単行購入: 2人 クリック: 121回この商品を含むブログ (81件) を見る今日は、芥川賞直木賞をネタにして何か書こうと思っていたのですが、個人的に全くテンションがあがらない結果に終わってしまいましたので、こないだ読んだ西尾維新の新作について書くことにします。 「戯言シリーズ」「化物語」シリーズの大ヒットも記憶に新しい、西尾維新の久々の「推理小説」ということで、読んでみました。ストーリーは、東京の大手出版社の役員が、なぜか京都にあるネットカフェで死体となって発見されるという至極まっとうなミステリ小説でして、吸血鬼の体を持った主人公が美少女たちとヲタトークを繰り広げながら、通り名を騙る人外たちと超能力バトルを戦ったりするような展開は一切ございませんのでご注意ください。

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  • 「遊べる本屋」は今 2009-10-12 - 本屋のほんね

    ヴィレッジ・ヴァンガードで休日を 作者: 菊地敬一出版社/メーカー: リブリオ出版発売日: 1997/09メディア: 単行購入: 2人 クリック: 57回この商品を含むブログ (10件) を見る「ちょっと予定が入っちゃって行けなくなっちゃったから、代理で株主総会に出席してきてくれない?」と言われ、わけもわからずヴィレッジヴァンガードの株主総会に出席することになってしまいました。 いやそもそもヴィレヴァンって上場してたんですか、へー全然知らなかった、というこの私が、株主総会なんかに行っていいもんなんですかと思うのですが、「別に、話を聞いてくるだけだから」だそうでして、あ、そんなもんなんですかと軽く引き受けてしまって、もう後の祭り。 渡された資料見ると、グループの店舗数がいつのまにか300店舗超えてるという事実にまず驚き。確かにどこのショッピングセンターに行ってもほぼ必ずテナントインしてるも

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  • DNPと出版大手三社がブックオフ株を取得!? - 本屋のほんき

    ブックオフ株を大日印刷、講談社、小学館、集英社らが取得へ(海難記) 仲俣さんの記事で知って仰天!&新文化の続報。 講談社、小学館、集英社とDNPグループがブックオフ株式約30%を取得へ(新文化) またしても筆頭株主としてDNPがここで登場しているんですが、今回の主役は出版大手三社ではないかと思われます。出版大手三社がブックオフ株を取得するために、まずブックオフとDNPの両方につながっている丸善に相談、丸善が影のフィクサーとなって、ブックオフの投資会社に話をもっていき、DNPに資金を出させたという構図っぽい気がします。DNPはICタグの件で若干のメリットはあるものの、ブックオフとなると自社の主業務と直接的なシナジーは生みにくいので、今回は出版大手に恩を売るという感じだったのではないかと推測します。 これによって、大手三社は、断裁していた返品余剰在庫を堂々とブックオフに売ることができるように

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  • 主婦の友社、大日本印刷と業務・資本提携 - 本屋のほんね

    http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/2009/05/f8-28.html 経営の苦境が伝えられていた主婦の友社がDNPに救われた格好? それにしても、丸善・ジュンク堂・TRCに続き、主婦の友社ということで最近の出版業界ニュースを賑わすDNPですが、狙いは何なのでしょうか? 先日のワールドビジネスサテライトでは、DNPの森野常務はインタビューにこう答えていました。 http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/2009/04/o1-104.html 「もう一回発想を切り替えて、この業界でわれわれがどんな役割を果たせるのか、試みてみようと思ったわけです」 「日の強い競争力である知の源泉であるこの業界が、今のこの低迷した成熟化社会の中でものづくりだけじゃなくて、日の知そのものが世界に発信する情報発信大国になるんじゃないか」 これだと何だか抽象的過ぎてよく

    主婦の友社、大日本印刷と業務・資本提携 - 本屋のほんね
    HeavyFeather
    HeavyFeather 2009/05/11
    DNPと凸版比較。出版業界を巡る動向。
  • 明日の広告 - 本屋のほんき

    明日の広告 変化した消費者とコミュニケーションする方法 (アスキー新書 045) 作者: 佐藤尚之出版社/メーカー: アスキー発売日: 2008/01/10メディア: 新書購入: 40人 クリック: 540回この商品を含むブログ (168件) を見るEsquireのような雑誌ですら休刊という、広告業界の冬の時代(というか春はもう来ないことがわかっているので、正確に言うと氷河期の時代)にあって、これからの広告は、どうあるべきかを、まじめにかつ軽妙に論じている。今、出版業界では、特に雑誌をつくってる人たちにこのがよく読まれているんだそうです、ということを教えてもらったので読んでみました。 たとえがよく使われるのですが、わかりやすくて結構おもしろいです。 たとえば広告というものはラブレターにたとえられます。 昔のあなたはモテていたので、ラブレターが相手の手に渡りやすかったし、他に楽しいことが

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  • 本屋大賞読書週間 - 本屋のほんき

    新世界より (上) 作者: 貴志祐介出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/01/24メディア: 単行購入: 7人 クリック: 445回この商品を含むブログ (254件) を見る新世界より (下) 作者: 貴志祐介出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/01/24メディア: 単行購入: 4人 クリック: 109回この商品を含むブログ (173件) を見る1000年後の日を描いたSFファンタジー大作。 1000年後と言っている割には、このSF世界設定に70年代後半から80年代前半の臭いがするんだけど、気のせいですか。映像作品で言うと「続・猿の惑星」と「電脳コイル」と「未来少年コナン」と「幻魔大戦」を一緒にしてかき混ぜたら、こんな物語になるのではないかと思われます。未来の物語であるという以外でほとんど共通点のないこれらの作品の要素を、破綻させることなくブレンドさせているのは、

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  • セルフレジ - 本屋のほんね

    150turboさんから、ご指名を受けましたので、セルフレジについて少々書きます。といっても私も全然詳しくありません。 ただ私も書店でのセルフレジ導入に関しては非常に期待を寄せていまして、ガソリンスタンドのセルフ方式があれだけ普及してるんだから、書店でできないはずはない!と思ってる人の一人です。 写真は、南砂町のフタバ図書を見に行った際にその下にあったホームセンターのセルフレジです。私も使ってみましたが、すぐにヘルパーさんが飛んできて、使い方を懇切丁寧に説明してくれました。自分でバーコードを読ませてカゴに入れると、マスタに登録されている重さでチェックするという仕組みらしいです。会計は現金でもカードでも選択できて、使い方さえわかればかなりスムーズで簡単です。ここはセルフレジと普通の有人レジが両方ともあるのですが、セルフレジを使う人はまばら。ご年配の方はほぼ100%有人レジに、並んでました。つ

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  • ■ - 本屋のほんき

    勝間で読んだリスト。モードチェンジのバリエーションがすごい人です。 勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基と実践 作者: 勝間和代出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン発売日: 2008/06/15メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 41人 クリック: 456回この商品を含むブログ (290件) を見る勝間さんのの中で個人的に最もお気に入りのはこれです。これはとても面白いしよくまとまってるし、仕事にも使える。万人におすすめですね。特にビジネスマンには有用。勝間マッキンゼーモード。効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法 作者: 勝間和代出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2007/12/14メディア: 単行購入: 24人 クリック: 922回この商品を含むブログ (697件) を見る読んでみたんです

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    書物狩人 (講談社ノベルス) 作者: 赤城毅出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/04/06メディア: 新書購入: 7人 クリック: 37回この商品を含むブログ (32件) を見る書物迷宮 (講談社ノベルス) 作者: 赤城毅出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/10/07メディア: 新書購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (16件) を見るどんな書物でも、合法非合法は問わず、依頼すれば入手してくれるというスゴ腕のバイヤー、ル・シャスールの話。彼の元には、各国の諜報機関から、今世の中に出回ると世界秩序が崩壊しかねない危険な書物、だとか、公開されると歴史が変わってしまう書物、だとか、誰も見たことがない天才詩人が残したといわれる世界に一冊しかない幻の詩集、だとかを、入手してくれという依頼が次々とまいこむ。もちろん依頼人も、の所有者も、謀略をめぐらす危険な人物ばか

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    アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない (Bunshun Paperbacks) 作者: 町山智浩出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/10/09メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 165人 クリック: 1,576回この商品を含むブログ (247件) を見る久々にめちゃくちゃ面白い評論を読んだ気がする。さすがは町山さんだ。カリフォルニアに在住し、数多くのノンフィクション映画を欠かさずチェックしているその目から見たアメリカは、どう考えても狂ってるよ!という話。難しい専門書や教科書を読むよりも、こののほうがよっぽどアメリカという国を理解するのに役立ちます。 半数のアメリカ人と同様、ニューヨークの場所を地図で正確に指し示す自信がない無学な私にとって、共和党が「自由」で、民主党が「平等」という話はとてもわかりやすくて勉強になりました。共和党は内政では小さな政府を目指して、

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    清張傑作短篇コレクション〈上〉 (文春文庫) 作者: 松清張,宮部みゆき出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2004/11/01メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 42回この商品を含むブログ (51件) を見る最近社内でこのがブームなので読んでみました。松清張ファンである宮部みゆきが厳選した傑作短編集ということで、面白くないわけが無いですね。 松清張を読むのは実は20年ぶりで、しかも前に読んだのは「火の路」という古代史もの(めっちゃ面白かった)だったので、純粋にミステリを読むのは実は初めて。「砂の器」は、丹波哲郎のあの映画史上にのこる傑作映画で観てしまったしね(もちろんラストは号泣)。 この短編集は、ミステリだけではなく、得意の昭和史ものや森鴎外ものもあってバラエティに富んでいますが、どの作品も当たり前のようにレベルが高い。このを薦めてくれた方は「松清張は、40代

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  • ブックファースト新宿店 - 本屋のほんき

    ブックファーストが総力を結集したといわれるブックファースト新宿店がオープンしたので行ってみました。業界的には立地が変なところにあるからどうなのかな、という声が多かったのですが、行ってみたら新宿駅の西口から歩いてたった3分じゃないですか。渋谷にあったときよりも遥かに便利になった気がします。というか、紀伊国屋・ジュンク堂よりも全然駅に近いよ。信号待ちもしないでいいし雨に濡れないし。むしろいい立地なんじゃないんですか? というわけで、都庁までの殺風景な地下通路を通って、コクーンタワーにやってまいりました。この店はB1とB2の2フロアに分かれているのですが、地下通路がB1.5ぐらいの位置にあってどちらのフロアもガラス張りで中が見えるように設計されています。これ大事。 ビルの構造上、売場が変な形の7つのフロアに分断されているのですが、それを逆手にとって、この店は店舗をAからGまでの7つのゾーンにわけ

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