『頭がいい人、悪い人の話し方』(樋口裕一/PHP新書) “ある人間の能力を判定するとき、学校時代なら試験がある。どんなに賢そうに見えても、試験の点が悪ければ、賢くないとみなされる。(略)だが、一度社会に出ると、ほとんど試験とは縁のない生活になる。(略)そのため、賢いかどうかを客観的に評価できなくなり、毎日の仕事上での会話の内容が、賢いかどうかの判断基準になる”(まえがきより)。話し方こそが、社会人にとってのバカ判定基準だった! 本書には「道徳的説教ばかりをする」「他人の権威を笠に着る」「何でも勘ぐる」「人の考えをうのみにする」などといった“バカに見える話し方”が40個登場する。ちなみに著者の樋口裕一は通信添削による作文・小論文の専門塾の主宰者でもある。