宇宙航空研究開発機構(JAXA)が平成19年9月14日に打上げた月周回衛星「かぐや(SELENE)」は、約10カ月間の定常運用及び約7ヶ月半の後期運用を行ってきました。 このたび、「かぐや」を月の表面の次の場所に予定通り制御落下させました。これにより、「かぐや」による月の観測データの取得は完了しました。 日時: 平成21年6月11日午前3時25分(日本標準時) 場所: 南緯65.5度 東経80.4度 GILLクレータ付近 「かぐや」の落下位置は月面の日影部分であり衝突閃光を観測できた可能性が僅かにあったと見込んでおり、国内外での撮影結果の提供を呼び掛けているところです。 子衛星であるVRAD衛星(おうな)につきましては、観測データ収集は完了しており、今後データの校正のために必要な観測を行った後、運用を完了する見込みです。なお、「かぐや」の観測データについては、11月1日からインターネットで
今年の2月7日前後に、オーストラリアのヴィクトリア州で大規模な山火事(ブッシュファイア)が同時発生し、200人近くが死亡、約500人が重軽傷を負い、約2,000世帯が住まいを失うという大惨事がありました。 私が当地香港で所属するラグビー・クラブには多くのオーストラリア人がいるので、あの時期は、「(家族や友人は)大丈夫だったか?」というのが挨拶代わりになっていました 。 幸い私の周りには、身内や知り合いに直接被害を受けた人はいませんでしたが、知り合いのオーストラリア人弁護士が吐きすてるように言った次の言葉が印象に残りました。 「バカなグリーニーたち(Greenies=環境保護主義者)の責任だよ。」 どういうことか聞いてみると、つまり次のようなことだったのです。 主に中国経済に牽引され好景気が続いたオーストラリアでは、ちょっとした不動産ブームがすすみ、ここ数年間に郊外エリアの外環部での宅地造成
【ロサンゼルス=飯田達人】米カリフォルニア州で先月26日に生まれた八つ子を巡り、体外受精を担当した医師と、出産した母親への批判が米国内で強まっている。 医師は米生殖医学会の指針に違反した疑いが強く、母親は既に6人の子供がおり、計14人の子供を育てていける経済的な余裕がないためだ。当初は出産を祝福したメディアも、「無責任な出産」と報じている。 米メディアによると、担当医は不妊治療の先駆者として知られるマイケル・カムラバ医師(57)。出産したのはナディア・スールマンさん(33)。 体外受精は通常、不妊に悩む女性を対象とし、同学会の指針では、35歳未満の場合、戻す受精卵は原則2個以下。40歳以上でも5個までとしている。戻す個数を原則1個としている日本などに比べ、米国では医師の裁量に任せられている部分も大きく、今回の出産では、スールマンさんの求めに応じ、医師は6個の受精卵を子宮内に戻した。 スール
(07/18)私はいかにしてニセ科学批判者と呼ばれるに至ったか (07/17)産総研がバイオインフォマティクスのワークショップを開催するようです (07/12)IBMがゲノムビジネスに本格参入するらしい (07/11)ホメオパシー助産師のビタミンK2の問題が裁判になった (07/04)日本トンデモ本大賞2010オープニングムービー (07/03)トゥーリオ・シモンチーニのがん治療についてのまとめ (03/29)『「トンデモ」批判の政治性と政治の未来』にコメントしてみる (03/24)ニセ科学商品バイオラバーについてのまとめ (03/23)正しい目薬のさし方 (03/21)科学なポッドキャストをまとめて紹介してみる はじめにお読みください(1) サイエンスニュース(122) 宇宙開発・天文ニュース(78) サイエンストピックス(57) バイオニュース(155) バイオインフォマティクス(17
募集要項仕事内容 独立した研究スペースをもち世界最先端の研究をしてもらいます ※国際学会の主催、英語による大学院生向けの授業なども行います。必要スキル・学位取得後10年以内求める経験・3年以上のポスドク経験者(研究計画実行から査読論文投稿までの経験をお持ちの方) <あれば尚可> ・海外留学および英語による授業の経験 ・研究ゴールを正しく認識し、そのゴールに向かって大学教員として他の教員と協調しながら研究できる人求める人物像・国際競争力を持つ研究テーマをを正しく把握し、実験計画、遂行、学生の教育、インパクトのある論文投稿、関係する国際学会を主催できる人 ・大型研究費を継続的に獲得できる方であれば尚可 ・英語による学会発表、授業、交渉のできる方 ああ、俺ってこれにぴったりかもしれない。でもキツいよなー。英語の授業なんてしたことないしなー。正月は休めるかなあ。 で、読み進めた。 年収・給与年俸6
宇宙開発とビジネスと民主主義(moderntimes) 宇宙開発と社会との関係を分析。 松浦晋也と鹿野 司の“読書ノート”(裳華房) 裳華房メールマガジンでの書評連載。 日経クロステック著者検索 松浦晋也 日経BPの媒体に書いた2003年以降に書いた技術的記事が読めます。全部ではありません。一部は同社のウェブ媒体リニューアルで消えたままになっています。 日経ビジネス電子版・著者ページ 2015年以降に日経ビジネス電子版に書いた記事は、ここから読むことができます。 介護生活敗戦記 2017年に連載した、認知症を発症した母80歳を自宅介護した記録です。現在連載は、NPO法人「となりのかいご」代表の川内潤さんが受け継いでいます。ここから著書「母さん、ごめん。」が生まれました。 松浦晋也の「モビリティビジョン」 2008年から2011年にかけて「Wireless Wire」で行った乗り物に関する連
kikulog 記事一覧 カテゴリー別記事一覧201410 2014/10/22 江本勝氏の死去 201409 2014/09/12 生協の「書評対決」の書評 201407 2014/07/04 「いちから聞きたい放射線のほんとう」サポートページ 201406 2014/06/04 「いちから聞きたい放射線のほんとう」訂正箇所 201404 2014/04/23 朝日新聞に書評が出るようです [kikulog 647] 2014/04/09 理研CDBの騒動について [kikulog 646] 2014/04/07 博士論文中での剽窃について [kikulog 645] 201403 2014/03/17 「いちから聞きたい・・」のあとがき [kikulog 644] 2014/03/03 論文: Structural flexibility of intrinsically disord
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人間の体はよくできているけれど、ライフスタイルが変化すれば、やっぱり「設計」は古くなる。 胃を切った人は元気 「メタボ検診」の悪影響で、病院に健康診断の患者さんが大挙して、一時大変だった。 普段病院に来ないような人達をたくさん診察して、「胃を切った人は元気だよね」なんて、 医局で話題になった。 今70歳ぐらいになる人達が若かった頃は、胃潰瘍の治療といったら「手術」だった。 当時はまだ、開業した人達も手術してたから、今だったら薬を飲むだけで済むような人が 片端から手術を受けて、胃を切除された。 胃を切られた人は、食べられないから太れない。やせた人が来て、お腹を見ると手術跡があって、 「これは昔、潰瘍で」なんて教えていただく。診察して、後日血液検査を見ると、みんな正常値。 こんな人が何人か続いた。 サンプルは偏っているし、観察者の主観でしかないから、この事実にはまだなんの意味もないけれど、 「
「ゼリーのみ規制…モチはいいのか?」→野田聖子氏「モチは喉に詰まるものというのが常識」…消費者庁構想に暗い影
『LHC』最高/最悪のシナリオ(3):「神の粒子」はどうなる? 2008年9月12日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Alexis Madrigal (2)から続く 『ALICE』検出器の一部。ビッグバン直後の瞬間を再現する実験で使用される。科学者たちは、宇宙創生の始まりに存在していた超高温状態のプラズマが、いかにして現在の世界で見られる素粒子にまで冷やされるのかを確認したいと考えている。ALICE実験では、1000人以上の科学者らが共同研究を行なっている。画像は別の英文記事より 8月22日、LHCのテストを見守る科学者たち。CERNには、7391人の科学者およびエンジニアがいる。画像は別の英文記事より ヒッグス粒子 最高のシナリオ:素粒子物理学の標準理論は、あまりに何もかも隅々まで調べ尽くされているので、ちょっとひねった展開のほうが歓迎されそうだ。 『Cos
memo, Scienceインドの少女、欧州での「ビッグバン実験」を恐れ自殺 | 世界のこぼれ話 | Reutershttp://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-33702120080911 この辺から。とりあえずマイクロブラックホールは「出来たらいいね♪」というものだって事と、ホーキング輻射で出来てもすぐ蒸発して消えちゃうって事が解ってれば、ここまでの恐怖を受ける話にはならなかったんじゃないかと。個人的にはmixiにも書いたけど、 シュヴァルツシルト半径 - Wikipediahttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%84%E3%82%B7%E3%83%AB%E3%83%88%E5%8D%8A%E5%BE
『LHC』最高/最悪のシナリオ(2):超対称性理論と暗黒物質 2008年9月12日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Alexis Madrigal (1)から続く LHC内で最大の実験装置の1つ『ATLAS』内部。暗黒物質の生成によって発生する可能性のある衝突におけるエネルギーの損失を測定することができるカロリメーター(光子検出装置)。画像は別の英文記事より 「私たちの宇宙は唯一の宇宙ではない」説 最高のシナリオ:長寿命のグルイーノ(存在が予想されているグルーオンの超対称性パートナー)が見つかれば、グルイーノは「多元的宇宙からのメッセンジャー」と捉えることができ、私たちの宇宙がたくさんある宇宙の1つにすぎないという説を裏付けることになると、ある科学者グループは主張している(ただし、誰もがこの解釈を信じているわけではないことをお忘れなく)。 最悪のシナリオ:私た
『LHC』最高/最悪のシナリオ:検証される5つの宇宙理論(1) 2008年9月11日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (1) Alexis Madrigal 大変だ! 欧州にある『大型ハドロン衝突型加速器』(LHC)が、9月10日(現地時間)に初めて本格稼働されるという話、あなたは聞いていただろうか。[別の英文記事によると、9月10日午前10時28分、陽子ビームが加速器に入射し、ビームが想定通り周回した。陽子同士を衝突させる実験は数週間後に行なわれるという]。 もちろん聞いたはずだ。それに、LHCが史上最も巨大で高価な科学機器であることや、宇宙に対する根本的な考え方を変えることになるということも、何度も繰り返し聞いたはずだ。 そう、すごい話だ。でも、具体的にLHCにはどんな意味があるのだろう? 今回われわれは、LHCから生まれるであろう発見によって、5つの主要な物理理
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オオカミはシカなどを狩って食べる習性を持つ肉食獣だ。しかし、カナダのビクトリア大学とレインコースト環境保全協会の共同研究によれば、サケ(シャケ)が手に入るときには、狩猟を減らしてシーフードにするという結果が出た。狩猟よりも「釣り」の方を好むというわけだ。 ビクトリア大学のクリス・ダリモント氏が率いる調査団はカナダのブリティッシュ・コロンビア州3300平方キロにおけるオオカミの生態を4年間にわたり調査。オオカミが食べた獲物の残骸や体毛の化学構成などから、季節における食べ物の変化を調べた。 1年のほとんどの時期において、一般的な予想通りにオオカミはシカの肉を食べる傾向にあるが、サケが入手可能になる秋になると好みが変わるという。その時期にシカの数が少なくなるからではない。 研究者は、オオカミがサケを好む理由を、狩猟に比べて獲物が安全に得られることと、脂肪分やエネルギーなどの栄養面でメリットがある
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