最近、読み切り漫画をよく読むようになった。 そうなった一番の要因は新しい書き手の意欲的な読み切りを次々に掲載するジャンプ+を筆頭とするネットで漫画よ読み易くなったということが一番大きい。 そうやって以前よりも短編に触れる機会が増えて、面白い漫画や漫画家と出会えるようになったのはとても良いことだが、そういった作品は往々にして単行本などにまとまることもなくその時話題になって次第に忘れられてしまいがちでもある。 それはちょっと勿体ないなと思うので私が2022年に読んで一番面白かった短編のことを改めて振り返ってみたい。 その短編とはやっぱりジャンプ+にて掲載された、『静と弁慶』である。 静と弁慶 - 三木有 | 少年ジャンプ+ 『静と弁慶』は薙刀についての漫画である。そして私は薙刀のことを全く知らない。しかし私はこの漫画にとても感動してしまった。 ●真四角に区切られたコマと躍動する薙刀 本作を読み