東京オリンピック・パラリンピックの聖火リレーは12日、奈良県の2日目を迎えた。 奈良市出身で、東京五輪の公式映画監督を務める河瀬直美さん(51)が、同市の春日野園地から東大寺南大門までをつないだ。丁寧にお辞儀をして南大門をくぐり、奈良県の最終ランナー・奈良マラソンの歴代優勝者6人とトーチキス。大役を果たし、安どの表情を浮かべた。 地元での聖火リレーに河瀬監督は「様々な思いを持って走りました。奈良は変わらない街。世界遺産の街で、鹿も一緒に生きている。神様のお庭で走れてすごくうれしかった」と感慨深げに話した。スタート地点の春日野園地には思い出があり、「春日野プールというのがあった。夏休みに遊び場として過ごしていた。でもなくなって、さみしい思いだった。そこを走れてよかった」と笑顔を浮かべた。 奈良県で聖火リレーが行われていた2日間は、映像撮影にも取り組んだ。聖火ランナーだけでなく、声援が禁止され