名刺をもらったら相手の肩書きが「エバンジェリスト」だった、という経験はあるだろうか。gooが発表した「どういうポジションの人なのかよくわからない肩書きランキング」の堂々1位がこのエバンジェリスト。この他「インテグレーター」「フェロー」「バイスプレジデント」など、カタカナ語を中心に馴染みの薄い役職名がランクインしている。 エバンジェリストという肩書きは、IT系企業ではかなり増えているようだ。もともとはキリスト教における福音伝道者の意味。転じて、企業においては自社の製品・サービスの啓発活動を行う職種とされている。セミナー、イベント等での講演や、雑誌やWebでの執筆活動を行うなど、表舞台に立つことが多い。トークが立って技術もわかる広報担当者や、説明が上手く話の面白い開発担当者などがこうした場に起用されることは以前から行われていたが、"エバンジェリスト"は彼らの力量を積極的にPR活動に活かすための