メキシコ沖の太平洋で起きた地震で、これまでに少なくとも61人が死亡しました。地震の発生からまもなく24時間となり、被害が集中しているメキシコ南部の地域では、軍などが出動して、建物の下敷きになっている人たちの救助活動にあたっています。 メキシコ政府によりますと、崩れた建物の下敷きになるなどして、南部のオアハカ州やチアパス州などで、これまでに少なくとも61人が死亡したということです。 このうち、チアパス州では、州知事が軍などに出動を要請し、1000人規模で建物に閉じ込められた人の救助活動や、がれきの撤去を続けています。 メキシコ湾ではハリケーン「カティア」が西に進み、まもなくメキシコに上陸するおそれがあります。メキシコのペニャニエト大統領は「地震の被害を受けた地域では、ハリケーンの強い雨や風によって斜面が危険になるので近づかないでほしい」とツイッターに投稿し、ハリケーンの接近にも警戒を呼びかけ