2月16日、韓国の進歩(革新)系の最大野党「共に民主党」の李在明代表について、特別経済犯罪加重処罰法や利益相反防止法などに違反した疑いで、ソウル中央検察庁が逮捕状を請求した。野党第1党の党首への逮捕状請求は韓国憲政史上初めてとなる。 李氏は韓国の国会議員を務めているが、韓国では、現行犯を除き、国会の開会中に議員を逮捕・拘禁するためには国会の同意が必要になる。共に民主党は定数300の国会で169議席を占めており、李在明氏の逮捕同意案が可決される可能性は低いとみられる。 この韓国内部の対立の詳しい経緯について報じた前編『韓国史上初の「現職野党第1党党首への逮捕状請求」…今あの国の対立が「ヤバすぎる絶頂」を迎えているワケ』より続く。 尹政権が進める「進歩殺し3大作戦」 これに続いて、尹錫悦政権は、どのような「進歩殺し」を考えているのだろうか。 その第1が「頂上作戦」。進歩トップに位置する李在明氏