ソフトバンク・秋山幸二監督(49)が20日、ひょう変した。日本一連覇へ欠かせない若手の底上げだが、現状はお寒い限り。“静”に徹する指揮官がチームの危機に腰を上げた。 キャンプも終盤。実戦段階に進んでいるというのに、若鷹軍団はピリッとしない。中でも2年目の山下だ。アーリーワークどころか、午前9時30分の全体練習開始にも寝坊で10分も遅刻。秋山監督から即座に2軍行きを通告された一昨年のドラフト1位捕手は、「言い訳できません」と肩を落とした。 続く怒りのターゲットは、16日の紅白戦で3回5失点と大炎上した大隣だ。ブルペンから引き揚げようとしたところを呼び止め、投球練習を続ける同じ左腕の帆足を見るように指示。1球ごとに試合を想定しながら投げるFA左腕を手本にさせた。「実績を残した選手は、考えながら練習をやっている。だから大隣クンは怒られる」と公開説教。指揮官に“クン”付けをされた左腕も「ただ練