中国国家発展改革委員会が輸入車など自動車の価格設定に独占禁止法違反がないか調査を始めたと14日付の中国紙、北京商報が伝えた。「海外高級車の中国での販売価格が高すぎる」と内外価格差に対する批判が強まっていることを受けた措置とみられる。 調査は業界団体の中国自動車流通協会に委託して実施しているという。協会幹部によると、輸入車のほか海外メーカーが中国で合弁生産している車についても調べている。日本車が調査対象になる可能性もありそうだ。 国営通信新華社と中国共産党系機関紙人民日報は7月、「海外メーカーは輸入車の価格を高く設定し、暴利をむさぼっている」と批判し、当局による調査を求めていた。(共同)