JR北海道が2030年度末に予定する北海道新幹線札幌延伸後に、在来線の札幌―旭川間の所要時間を現在より25分短い最速60分、札幌―新千歳空港間は8分短い同25分に高速化する事業構想をまとめたことが28日分かった。実現には線路の改修や最高速度の引き上げが必要となる。2024~26年度の次期中期経営計画と合わせて4月1日に発表する。...
国鉄分割民営化から35年がたった今年、JR各社のあり方を巡り国の政策転換が相次いでいる。 赤字ローカル線の存廃方針を決める地域協議会を国主導でつくるほか、自治体の同意があれば運賃値上げできる制度を導入する。 JR貨物に対しては、旅客各社に支払う線路使用料の軽減策見直しに言及した。貨物新幹線の実現に向けた議論も年度内に始める。 民営化の基本構造は大都市圏や新幹線の旅客収入などで収益を上げ、不採算の地方路線や貨物を支えるものだ。脆弱(ぜいじゃく)なJR北海道などには経営安定基金を設けた。 コロナ禍の需要減でJR本州3社ですら赤字に転落し、この前提が崩れた。共倒れの危機である。 小手先の制度変更で終わらせてはならない。国は国鉄改革の失敗を認め、35年間を総括すべきだ。 赤字路線対策は国土交通省の有識者会議が先月提言した。1キロメートルあたりの1日利用数が千人未満などの線区で協議会を設置する。 6
「がっかり、がっかり言うな」 札幌市時計台が怒って妖怪に?! 新ゆるキャラ、各種イベント「出没」 (02/07 20:00) 従来のゆるキャラと違い、ホラーな雰囲気に満ちた「時計GUY」。イベントでは、縁起が良い獅子舞のように「頭をかんで」と依頼する人が絶えないという=1月下旬、札幌市時計台前 「がっかり、がっかりって言うなー」。日本三大がっかり名所の一つと言われる札幌市時計台が怒りで妖怪化した新ゆるキャラ「ホーンテッド時計GUY(ガイ)」が、観光客らに「キモかわいい(気持ち悪いけれど、かわいい)」と人気だ。観光振興を目的に札幌の映像製作団体・くつした企画が生み出した。今後、各種イベントへの参加など「出没」の頻度を増やし、観光客を楽しませていく。 時計GUYは、期待外れの観光名所と評され続けた結果、「自分は別に北海道を象徴する『記号』ではない」との怨念が高じて妖怪になってしまったというコン
車中2泊、ファンは感激 札幌発トワイライト、大雪で15時間遅れ (02/03 10:46、02/03 14:04 更新) 立ち往生した「トワイライトエクスプレス」の車窓から見た、青森県のJR津軽湯の沢駅付近の積雪=2日(久野知美さん提供) 夢のような時間だった―。3月で引退する札幌―大阪の豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」。1日午後に札幌を出発したが積雪のため青森県内で立ち往生。約15時間遅れて3日未明、大阪に到着した。疲れを見せる乗客の一方、別れを惜しむファンは、異例の車中2泊に感激していた。 トワイライトエクスプレスは1月上旬にも強風で到着が約16時間遅れ、話題になったばかり。 「ドドン、ドドンと雪にぶつかるような音がして、すごい揺れた」。四国旅行のため初めて乗ったという登別市の江頭千恵さん(62)と室蘭市の八重樫幸恵さん(49)姉妹は、列車が止まった時の様子を興奮気味に語る。外
御嶽山噴火 わずかな変化も前兆だ (09/29) 長野、岐阜の両県にまたがる御嶽山(おんたけさん)(3067メートル)が噴火した。 「日本百名山」の一つに数えられ、紅葉の季節だ。登山客でにぎわっていた山頂付近や山小屋を火山灰や噴石が襲った。 心肺停止が確認された人を含め、死傷者が多数出て、連絡が取れない人もいる。痛ましい限りだ。 政府や関係機関は捜索と救出に全力を挙げてもらいたい。 御嶽山の噴火は、ごく小規模だった2007年以来だ。気象庁は5段階の「噴火警戒レベル」を従来の「1(平常)」から「3(入山規制)」に引き上げた。 噴煙に含まれる有毒ガスなどによる二次災害のほか、同規模の噴火が再発する懸念もあるという。 1979年の噴火では火山灰が広範囲に降り、関東地方でも観測された。厳重な警戒が必要だ。 気象庁は「今回のような規模の噴火は予測できなかった」とする。ただ、兆候が全くなかったわけでは
JR、地元・函館の要望に消極的 リレー列車3両/観光型車両は導入せず (09/12 10:50) 【函館】2016年3月予定の北海道新幹線開業に伴い、新函館北斗―函館間を運行するリレー列車について、JR北海道は3両編成の通勤電車型車両「733系」の導入方針を重ねて示し、地元が要望していた観光列車型車両の運行を否定した。青函トンネルなど在来線共用区間での新幹線の高速運行にも消極的で、地元関係者からは失望の声が上がった。 函館市議会北海道新幹線新函館北斗駅開業に関する調査特別委の調査に対し、JRが回答した内容で、10日明らかになった。 函館の経済界は、リレー列車の編成が3両であることについて「10両編成の新幹線(定員731人)からの乗り継ぎには輸送力不足」と以前から指摘してきた。これに対しJRは、リレー列車の定員を439人とした上で「乗り継ぎ客は平均240人を想定」と回答。年末年始など新幹線が
企業努力すでに限界 岩内の水産加工業者、保冷に高額電気代 北海道電力、再値上げ申請 (08/01 12:51) 岩内海産商協同組合の冷凍庫前で魚を選別する職員ら。「電気代が上がっても冷凍庫を止めるわけにはいかない」 北海道電力の電気料金の再値上げは、電気を多く使う水産加工業者を直撃する。「このままでは町から水産加工場がなくなってしまう」。泊原発のお膝元、後志管内岩内町の水産加工業者からも先行きを心配する声が聞かれる。昨年9月の大幅値上げ以降、省エネ・節電対策を進めてきたが、もう限界だという。 同町内の「マルイゲタ阿部水産」の水産加工場。地元で水揚げされたホッケを約10人の女性従業員が包丁で次々とさばいていく。阿部敦志社長(59)がその様子を厳しい表情で見つめていた。 「電気代が上がっても、販売価格に転嫁するのは難しい。うちの場合、前回と合わせると30%近い値上げになり、さすがに企業努力だけ
普通列車も減速検討 JR北海道ローカル線、老朽設備の負担軽減 (06/10 17:00) JR北海道が、一部ローカル線の普通列車で減速運転を行う方向で検討に入ったことが10日分かった。老朽化した車両やレールにかかる負担を最小限に抑え、運行の安全を確実にする狙い。現在特急で行っている減速や減便をさらに拡大することも視野に入れている。これと併せ、2014年度からの5年間で安全性の向上におよそ2800億円を費やす考えだ。3年前の石勝線特急脱線炎上事故から続発した重大トラブルを再び起こさないよう、鉄路の安全基盤を抜本的に立て直す。 JR北海道が減速運転を検討しているのは、路盤が弱く土砂崩れが起きやすいローカル線。レールへの負担を軽くするほか、万一の災害の際も安全に停車できるよう、普通列車の速度を下げる。具体的な路線や時期は今後詰める。<北海道新聞6月10日夕刊掲載> 前の記事 次の記事
駅名は「新函館北斗」 道新幹線 道がJRに提案へ (06/04 12:02) 道は、2016年3月開業予定の北海道新幹線で、北斗市内に設置される駅名について「新函館北斗」をJR北海道に提案する方針を固めた。高橋はるみ知事が近くJR北の島田修社長と会談し、この考えを伝える。駅名を最終決定する同社は、道の意見を尊重する考えで、新函館北斗が正式な駅名となる見通し。同社は早ければ、11日の定例記者会見で発表する。 知事が4日から6日まで、ロシア・ウラジオストクに出張することから、島田社長との会談は7日以降で調整している。 駅名をめぐっては、長年誘致活動を続けてきた函館市が「新函館」を主張する一方、北斗市は100億円規模の駅前開発を進める立場から「北斗函館」を要望。昨年10月には函館商工会議所の松本栄一会頭が折衷案として「新函館北斗」とする私案を示していた。 道は函館、北斗両市の意向を踏まえつつ、駅
機関車DD51あす引退 北海道内貨物の定期運行から 惜しむファン (04/18 16:00、04/18 16:11 更新) JR石北線の上白滝駅近くの撮影ポイントで、DD51型ディーゼル機関車を撮影する鉄道ファン=オホーツク管内遠軽町(伊丹恒撮影) 横から見ると「凸型」が特徴のDD51型ディーゼル機関車が19日、道内での貨物列車けん引の定期運行から引退する。その雄姿をカメラに収めようと、最後の活躍の場となっているJR石北線沿線に多くの鉄道ファンが訪れている。 DD51型は蒸気機関車からの転換を目指し、旧国鉄が1960年代に製造を始めた。87年の分割民営化後は新型ディーゼル機関車に活躍の場を奪われ、現在は道内の貨物輸送では、JR貨物が北見地区の農産物を運ぶため旭川と北見間を季節限定で1日1往復する列車(通称タマネギ列車)用に5台残るだけ。同列車は今季の運行が19日で終わる。<北海道新聞4月
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く