「配列」っぽい型に続いて「っぽい型」シリーズ第二弾(おそらく打ち止め)です。 上の記事ではArrayっぽい型をいくつかご紹介しました。Arrayほどではないにしろ,Arrayと並ぶコレクション界の雄「Hash」にも1つだけ「っぽい型」が存在します。 NamedTuple(**T) NamedTupleは,NamedTuple.fromにHashを与えて生成できるほか,{key: value, ...}というリテラル構文を持っています。後者の構文は,RubyではシンボルをキーとしたHashのリテラル構文ですが,Crystalでは{:key => value}と{key: value}が異なる型(前者はHash,後者はNamedTuple)のオブジェクトになるので注意が必要です。