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ブックマーク / techfactory.itmedia.co.jp (9)

  • ソフトウェア工学的には羽生善治の「5二銀」は最善手ではない!? 東工大入試問題をプログラムで解く

    ソフトウェア工学的には羽生善治の「5二銀」は最善手ではない!? 東工大入試問題をプログラムで解く:組み込みエンジニアの現場力養成ドリル(32)(1/4 ページ) 今回は、東工大の2012年度入試問題(数学)を取り上げます。これをプログラミングで解いていただきますが、今回のテーマは単に「難解な入試問題をC言語で解く」という「10分間ミステリーのような意外性を楽しむ頭脳ゲーム」ではありません。その一歩先の「誰にでも簡単に理解できるアルゴリズムとはどういうものか」という「ソフトウェア開発の永遠の課題」を考えることにあります。 第27回目のコラムでは、東大の伝説の入試問題、「π>3.05を証明せよ」を取り上げました。大学の入試問題として、おそらく世界で最少文字数でしょう。この問題は、余弦定理を応用して解くのが受験での王道ですが、同コラムでは、ピタゴラスの定理だけで解く方法と、C言語によるプログラ

    ソフトウェア工学的には羽生善治の「5二銀」は最善手ではない!? 東工大入試問題をプログラムで解く
  • MIPS Openの終焉、好対照のRISC-V

    2019年11月で一番インパクトのあったニュースは、Panasonicの半導体部門が台湾Nuvotonに譲渡されたことではないかと思うが、こちらは既にニュースもいろいろ出ているので見送りとさせて頂いて、細かい話をいくつかご紹介したい。 MIPS Openの終焉 2019年1月の記事で、「MIPSはISAのオープン化でRISC-Vに肩を並べるか?」という話を書かせていただいたが、やはり力尽きたようだ。 現時点でも公式には何のアナウンスもないが、既にMIPS Open Initiativeのサイトでライセンス取得の登録を行い、仕様あるいはIPなどをダウンロード済みのユーザーに対して、2019年11月14日にLegal@mipsopen.comというメールアドレスから一斉に“Regarding the MIPS Open Initiative”というタイトルのメールが送られた。このメールの内容は

    MIPS Openの終焉、好対照のRISC-V
  • IoT開発と運用の13問答、IPA/SEC「つながる世界の品質確保に向けた手引き」より

    IoT開発と運用の13問答、IPA/SEC「つながる世界の品質確保に向けた手引き」より:IoT時代の組み込み系ソフトウェア品質(10)(1/6 ページ) とかく難解なIoT時代の組み込み系ソフトウェア品質を問う際、1つの指針となるのがIPA/SECのガイドブックである。今回はこの冊子を元に、「IoT開発と運用での13問答」を例示したい。 組み込み系ソフトウェアにおける「品質」をテーマに掲載してきたこの連載だが、今回は番外編として、2018年3月に公開されたIPA/SECの「つながる世界の品質確保に向けた手引き」を元に、IoTの品質問答を紹介する。果たしてIoTの開発と運用では、どんな問が投げられ、どんな答が返されるのか。 IoTはソフトウェアの世界を変えるのか IoTの品質問答をする前に、「IoTとは何だろう」という疑問から始めたい。これはIoTがソフトウェアの世界を変えるのかという疑問に

    IoT開発と運用の13問答、IPA/SEC「つながる世界の品質確保に向けた手引き」より
  • IPA/SEC資料に見る、IoT開発と運用の13問答

    IoT時代の組み込み系ソフトウェア品質を問う際、1つの指針となるのがIPA/SECのガイドブックだ。2018年3月に公開された「つながる世界の品質確保に向けた手引き」を元に、IoTの品質問答を紹介する。 IoT時代の組み込み系ソフトウェア品質を問う際、1つの指針となるのがIPA/SECのガイドブックである。今回は2018年3月に公開されたIPA/SECの冊子「つながる世界の品質確保に向けた手引き」を元に、IoTの品質問答を紹介する。 紹介したIoTの13個の問答を、自身が関係している実際のIoTシステムに問いかけてみるといいだろう。フルスタックでIoTシステムを開発・運用する場合は全ての問題が対象になるだろうし、デバイス開発中心では設問を減らし、逆にシビアな安心・安全が求められる分野であれば、問答を変えるか、追加する必要があることが分かるだろう。 とにかく、実際のIoTシステムに「問いかけ

    IPA/SEC資料に見る、IoT開発と運用の13問答
  • ソフトウェア品質は規則やテストではなく「ヒト」が作る

    ヒトが品質を作る ヒトが品質を向上させるのは原始的な欲求である。生活を便利にしたい。生活を効率良くしたい。生活を楽しくしたい。これらは人間が持つ根源的な生きる動機であり、その動機が糧となり、生きる原動力になる。ヒトが品質向上の活動をするのも同じである。 規則やテストで品質は向上しない 品質を作り込むために、品質計測から品質制御、品質管理までの作業が会社の規則で事細かに決まっている。テストも同様に細かな規則が用意されていて、それに沿ってテストをする。これが実際の開発現場で行われている現実である。しかし、規則で品質は作れない。 関連記事 プロジェクトを成功させるモデリングの極意(完全版) ソフトウェアの開発において「モデル」へ求められるものはなんでしょうか。モデルの分かりやすさの基準=モデルの良さの基準を紹介し、“プロジェクトを成功させるモデリングの極意”として、モデリングを成功させるコツを学

    ソフトウェア品質は規則やテストではなく「ヒト」が作る
  • JPCERT/CCが語る「制御システムセキュリティ」の最新動向と展望

    関連記事 北朝鮮関与のランサムウェア「WannaCry」は実験だった 製造業にとっても大きな脅威となったランサムウェア「WannaCry」について、カスペルスキーの分析官が「攻撃実験の失敗だった」という見解を示しました。増加するサイバー攻撃に製造業はどう対処していくべきなのでしょうか。 製造業へのサイバー攻撃、メール経由もいまだ多く カスペルスキーが2017年上半期の脅威分析レポートを発表した。攻撃を受けた制御コンピュータの約3分の1が製造業に属することが明らかになった。攻撃はマルウェアなどインターネットを利用したものが目立つが、メールからの攻撃もいまだ多く注意が必要であるい。 製造業が狙われる日も近い、制御情報系システムをITセキュリティの力で死守せよ 製造業に革新をもたらすといわれる「IoT(Internet of Things)」。スマート化された工場の明るい未来だけがフォーカスされ

    JPCERT/CCが語る「制御システムセキュリティ」の最新動向と展望
  • 上流工程の品質活動でソフトウェアの品質は向上するのか

    品質の作り込み 品質は結果として得られるものではなく、自らの意志で作るものである。言い換えれば、品質は「上流工程から始める品質活動で作りあげていくもの」である。 テストでは品質の弱点、上流では品質の美点 テストはどうしても作った製品や途中の成果物を確認して、その品質の弱点を見つける活動になる。つまり、弱そうなところ、バグが多そうなところを見つける活動になるが、上流工程での品質活動は、全体を考えて品質の美点を作りこむことに主眼が置かれる。いずれも品質に関する取り組みながら、姿勢は大きく異なる。 関連記事 プロジェクトを成功させるモデリングの極意(完全版) ソフトウェアの開発において「モデル」へ求められるものはなんでしょうか。モデルの分かりやすさの基準=モデルの良さの基準を紹介し、“プロジェクトを成功させるモデリングの極意”として、モデリングを成功させるコツを学んでいきます。 ソフトウェアテス

    上流工程の品質活動でソフトウェアの品質は向上するのか
  • IoTセキュリティはデバイス防御のみにあらず! 「分散連携防御」という考え方

    IoTセキュリティはデバイス防御のみにあらず! 「分散連携防御」という考え方:パートナー連携によるNFVで実現(1/2 ページ) リソースの限られるIoTデバイスは、一度運用を開始するとアップデートもままならず、セキュリティリスクが残ってしまう。そのため、運用開始後に脆弱性が見つかった場合、IoTデバイスが悪意ある第三者の管理下に置かれ、大きな被害をもたらす可能性もある。こうした状況を打破する最良のアプローチは何か? それは「IoT機器のセキュリティをデバイス単体で考えること」から脱却することだ。その考え方を紹介しよう。 IoTデバイスの多くは非力な処理能力、限られたメモリ、細い帯域で活用されるものだ。一度運用を開始したらアップデートもままならず、結果的にセキュリティリスクが残ってしまう――。狭義のIoTでは、そのような厳しい状況に置かれている。 万が一、運用開始後にデバイスの脆弱(ぜいじ

    IoTセキュリティはデバイス防御のみにあらず! 「分散連携防御」という考え方
  • ガラパゴス化しつつある日本の製造業、取り残されるプログラミング言語

    前回は、コントローラー、センサー、アクチュエーターを接続するフィールドバスが標準化されていないため、これら全ての機器を1社のメーカーに依存して導入せざるを得ない日の現状を解説した。ここでもう一度われわれの目的を再確認したい。「IIoT(Industrial IoT)」は、全ての産業機器をネットワークに接続することで、新たなモノづくりの在り方を創造しようとしているのである。前回の内容では、それにもかかわらず足元の機器ですらつながらない国内の現状と、欧州勢が国内よりも先に進んでいる点について触れた。 » 連載バックナンバー 今回はもう1つ、国内の製造現場において“ガラパゴス化”して世界から後れを取ろうとしている点を指摘したい。それは「プログラミング言語」である。日国内では異常といわれるほど「ラダー言語」が浸透し、製造現場における上位層から下位層まで区分けなく全てにラダーが活用されている。注

    ガラパゴス化しつつある日本の製造業、取り残されるプログラミング言語
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