総務省は14日、「デジタル・コンテンツの流通の促進等に関する検討委員会」の会合を開き、技術検討WG(ワーキンググループ)がB-CASカードの見直しに関する議論の進捗状況を報告した。同WG主査の村井純氏は、B-CASカードによる視聴者のストレスなどの課題に加え、B-CAS方式に代わる著作権保護方式のあり方についても、今後同WGで議論すると述べた。 B-CASカードとは? B-CAS(ビーキャス)は株式会社ビーエス・コンディショナル・アクセス・システムズ(BS Conditional Access Systems)の略。同社が提供する放送受信方式をB-CAS方式と呼ぶ。 B-CAS方式は、BSデジタル放送の有料放送受信者を対象とする限定受信システム(CAS)としてスタート。だがその後、BSデジタル放送以外にも利用され、地上デジタル放送におけるデジタル著作権管理(DRM)の一部として、正規の機器