最近話題になっている榊原英資氏の「幼児化する日本社会」を、一気に読みました。 いくつかの大きい論旨展開がなされてますが、大きく分けると「しつけと教育」、「2分割思想の危なさ」、「結果平等主義が機会平等主義を駆逐している現状への危惧」、「知性や品性の重要さ」といったことを伝えています。私も数時間で読み通してしまったので、もう一度読み直し、論旨として重要なところがまだあるとは思いますが、速読して記憶んひ残ったことは以上でした。 特に、メディアに代表される2分割思想、つまり何事も深い検証の先に善悪というような結論をつけて論旨を展開する物事の考え方に関して、非常に大きく警鐘を鳴らしています。これは、私も含め皆さんが眼にしているニュース番組を含む、メディアとしての事件や事故の捉え方の一方性に対して、まさに世論操作のような危なさを感じている筆者と、それに気が付かずに加速度的に反応していく世論に対して、
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