水木プロ「本人の意図ではなく」 アマビエだけじゃなかった!「キムジナー問題」 「アマビエ」自体が誤記だった? コロナ禍の中、人気の妖怪「アマビエ」。病よけのマスコットのような存在で、特に漫画家・水木しげるさんの描いた長い髪とくちばし、半人半魚の姿の絵で有名です。しかし、筆者はこの妖怪の存在を知っていたものの、30年近く「アマエビ」と記憶していました。すしネタと勘違いしていると言われそうですが、これには理由があるのです。(朝日新聞記者・鶴田智) 筆者の記憶の理由はある本です。1991年出版の「日本妖怪大全」(水木しげる、講談社)。神は細部に宿る。緻密さが抜群の水木さんの絵にひかれた水木ファンの筆者が、出版の年に買った一冊です。様々な妖怪の絵と解説が記されています。 そこに記された名前が「アマエビ」でした。 今も本棚にあるその本を開いてみると、アマビエの項目は、見出しも本文もアマエビ。江戸時代
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