生き別れになった母親、厳格すぎる父親、優しかった祖母【おかんメシ】 出会い系サイトで出会った車椅子の女性との初体験、初めて付き合った彼女はカルト宗教の信者で、同棲相手は新宿で唾を売って生計を立てていた……。 数々の女性たちとの出会いと切なくてもおかしみあふれる別れをつづった、初の私小説『死にたい夜にかぎって』(扶桑社・刊)が話題を呼んだ、小説家・ブロガーの爪切男(つめ・きりお)さん。 死にたい夜にかぎって 作者: 爪切男 出版社/メーカー: 扶桑社 発売日: 2018/01/26 メディア: 単行本(ソフトカバー) 作品中にも印象深い「食」と「家族」のエピソードがいくつも登場しています。 そこで今回は、話題の小説家・爪切男さんの「家族と食のヒストリー」を聞かせていただきました。 ── すみません、このインタビュー、「おかんメシ」って企画で、いろいろな人に“お袋の味”について聞いているシリー