国際社会が結束して圧力を=「イスラム国」はイスラムにあらず−スンニ派権威 インタビューに応じるイスラム教スンニ派の最高権威機関アズハルの法学者ハレド・ゲンディ師=19日、エジプト・ギザ 【カイロ時事】エジプトにあるイスラム教スンニ派の最高権威機関アズハルの法学者ハレド・ゲンディ師はこのほど、時事通信のインタビューに応じ、過激派組織「イスラム国」はテロ集団で、打倒するには国際社会が結束し武力を含む圧力をかけていく必要があるとの認識を示した。主なやりとりは次の通り。 −「イスラム国」について、どう考えるか。 そもそも彼らのグループに「イスラム」という名を冠するべきでない。神聖であるかのようなイメージを取り払う必要がある。彼らがあくまで「国」であると主張するなら「イスラム国」でなく「テロ国家」と呼ぶべきだ。(イスラム圏だけでなく)世界中から人々が参加しており、キリスト教やユダヤ教の指導者も含