イスラエルとパレスチナ間の緊張が高まり15年ぶりの「インティファーダ(パレスチナ人の民衆蜂起)」も懸念されるなか、エルサレムのニール・バルカット市長はイスラエル人住民に、常時銃を持ち歩くよう指示した。 「日増しに暴力が激しくなっていることを考えれば、銃器の所持する住民はそれを持ち歩くのは市民の義務だ」と、今週バルカットはイスラエル軍のラジオ放送で語った。「予備役の一種と考えて欲しい。イスラエルの強さの1つは、市民のなかに実戦経験をもつ元軍人が多いことだ。全員が銃を持てば、緊急自治に警官隊に協力できるので、町はより安全になる」 今回の衝突は先月中旬、ユダヤ教とイスラム教の両方の聖地であるエルサレム旧市街地の「神殿の丘」(イスラム教では「アルアクサ・モスク[イスラム礼拝所]」)の周辺で、パレスチナ人住民と現地を封鎖したイスラエルの治安部隊がぶつかったことがきっかけだ。 今月に入り、エルサレムで