ブックマーク / blog.livedoor.jp/silflay (4)

  • シルフレイのふたり言:「放射性物質は食のリスクをどれだけ増やすのか」(3ヨウ素編)

    2011年04月30日 「放射性物質はのリスクをどれだけ増やすのか」(3ヨウ素編) ・ヨウ素131の特徴 原発事故ではもっとも多く放出されています。物理的半減期8日・生物的半減期120日(甲状腺見かけ上。ヨウ素は甲状腺⇔血中と循環するため)ですので実効半減期は7.5日。すなわち被曝線量が多いか、継続して被曝し続けた場合にリスクがあります。また、未成年者に甲状腺がんを引き起こす可能性があるので甲状腺への被曝が問題になります。 空気中のホコリとともに皮膚に付着して外部被曝する経路と、ホコリごと吸い込み血中に入り内部被曝する経路、飲物に付着していたものを吸収して内部被曝する経路があります。今回の事故によるヨウ素の大気への放出は大部分3/15〜24でした。3/14〜4/12の30日間にどのくらい被曝したかを計算してみます。 ・都民の被曝量推計 外部被曝は環境放射線の値で分かります。例えば東京都

  • シルフレイのふたり言:「放射性物質は食のリスクをどれだけ増やすのか」(2食物中の放射線)

    2011年04月27日 「放射性物質はのリスクをどれだけ増やすのか」(2物中の放射線) ・自然放射線の内訳 世界平均では約2.4mSv/年の自然放射線を浴びています。その内訳は、宇宙から0.39・大地から0.48・物から0.29・空気から1.26mSv/年程度と推定されています。宇宙からの放射線(宇宙線)は標高と緯度が高いほど多くなります。大地からは花崗岩(カリウム)やモナザイト(トリウム)等があると多くなり、関東ローム層などの火山灰地では少なくなります。 空気からは主にラドンです。換気の良い木造家屋では0.4mSv/年程度ですが、コンクリートや石造りに囲まれて長く過ごすと高くなります(北欧は1〜3.7mSv/年)。海辺の木造住宅に住む漁師は被曝が少ない(海水が大地放射線を遮る)一方、都会のオフィスビルで働き、コンクリート造マンションに住む人の被曝は多くなります。 ただし漁師は紫外線

  • シルフレイのふたり言:「放射性物質は食のリスクをどれだけ増やすのか」(1基礎編)

    2011年04月25日 「放射性物質はのリスクをどれだけ増やすのか」(1基礎編) ・化合物等の安全基準は「石橋を何回も叩いた」数字です 農薬や品添加物などの場合、「一生べ続けても健康に影響がない値の1/100以下」というのが一般的な規制値です。実際には、例えば野菜には自己防御物質として農薬物質がもともと含まれています。そして僅かに残留するかもしれない農薬と比べると野菜体の量はずっと多いですから、私たちは全員、規制値より多い農薬物質を摂取しています。 毒性があるために品添加物として認められない着色料も、材そのものに含まれていれば堂々と料理に使うことができます。このように安全基準というものは、例え実態とかけ離れようとも、言わば石橋を何回も叩いて設定される余裕のある数字なのです。したがって、基準値を大きく上回る状態が長く続かない限り問題ありません。 では、放射性物質を含む飲物を摂取

  • シルフレイのふたり言:「肉食は本当に悪いのか(2)〜日本人は腸が長い?」

    2007年05月24日 「肉当に悪いのか(2)〜日人は腸が長い?」 検索すると、「長年、菜をしてきた日人は、肉中心の西洋人より腸が長い!」という話がたくさんでてきます。少しでも理性があれば、あり得ない話だと分かりそうなものですが(笑)。 まず、前提条件である「菜中心の日人」「肉直中心の西欧人」というところから間違っています。FAO (国連糧農業機関)のデータ(Food Balance Sheets)で見ていきましょう。 2003年  総カロリー うち植物性 うち動物性  植物性割合 アメリカ   3953     2908    1045      73.6% 日     2767     2199     568      79.5% カロリーはともかく、植物性の割合はさほど変わりませんね(笑)。 最近の日は欧米化しているから? では、1980年のデータで。 19

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