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マンガと思想に関するImamuのブックマーク (23)

  • 歴史的教養とフィクションの関係 - ピアノ・ファイア

    mixiのメモから転載。 歴史漫画 陳舜臣『ものがたり史記』と横山光輝『その名は101』を同時に読みながら考えていたことをメモしておく。 以前、横山光輝の漫画には善悪の区切りというものがあんまり無い、みたいな記事を書いていたが、それは横山の世代の漫画家は歴史を参考にして物語を綴っていたからなのだろうな、という連想をしていた。 歴史上の人物は「異説」や「異聞」が多く、実在の人物であれば人間臭い表裏があって当然で、特に『史記』を編纂した司馬遷の場合、どんな英雄的な人物であろうとも公平に「裏」まで描こうとするし、逆に悪人と決めつけて断罪することも少ない。横山作品は、史記が持つ「天道是か非か」の思想をそのままに受け継いていると言ってもいいかもしれない。 史記 - Wikipedia ゼロから作られるフィクションの、「物語のテーマ的要求」によって人為的に創作される「正義」や「ヒーロー」とは違って、

    歴史的教養とフィクションの関係 - ピアノ・ファイア
    Imamu
    Imamu 2006/10/10
    面白ひ。「歴史的教養/現実モチーフ/フィクション再生産」
  • metamorphosis -可能世界の可能性――タイムリープと時間の不可逆性について

    ツガノガクのマンガ版『時をかける少女』を読んだので、この作品のモチーフから連想したことをいくつか書いてみたい。 僕は、原作の小説を読んだことがないので、このマンガがどれくらい原作に忠実なのかよく分からなかった。しかしながら、この作品のモチーフが現代的であるということには異論がない。従って、この作品が今年アニメ化されたのも非常に納得のいくことである。つまり、過去に戻るというモチーフが極めて現代的だと思うわけである。 よく、ファミコンなどのゲーム機に関連して、リセットということが問題になるが、そこで問題になっていることとは何なのだろうか? それは、もちろん、可逆性/不可逆性の問題である。時間は逆流しない。これは、死の絶対性の問題と関わっているが、しかし、厳密に言えば、やはり性質の異なる問題であるだろう。もし、人間が不死になったとしたら、時間の不可逆性の問題も同時に解決されるだろうか? これは、

    metamorphosis -可能世界の可能性――タイムリープと時間の不可逆性について
    Imamu
    Imamu 2006/10/08
    「現在という謎についての答えを過去に探し求めようという発想」「この世界に出現しえなかった世界の可能性の残滓」
  • 『侵食プラトニック』きづきあきら+サトウナンキ著 閉じた自意識への告発 a | 旧館:物語三昧~できればより深く物語を楽しむために

    『侵プラトニック』きづきあきら+サトウナンキ著 閉じた自意識への告発 a | 旧館:物語三昧~できればより深く物語を楽しむために 評価:★★★☆星3つ半 (僕的主観:★★★★☆星4つ半) ■閉じた自意識への告発 『侵触プラトニック』とてもおもしろかった。 個人的には、 「シロクロ~願いをかなえたら~」 が秀逸だった。 最近分かってきたのだが、僕は、「ナルシシズムへの告発」の物語に対して、非常に評価が高い。脚などもたぶんかなりわかりにくくて、初めての読者がすっと入れるかどうかは不明なのだが、そういった技術論は無視して、「この言いたいことの核心」だけで、僕はノックアウト。 あらすじは、ある日、願いをかなえてあげると、高校生の明石俊平に、「願いをかなえてあげる」という二人の魔女が目の前に現れる。そのおかげで、それまで彼が気になっていた日下ひまこと佐伯まみから積極的にアプローチを受けるようにな

    『侵食プラトニック』きづきあきら+サトウナンキ著 閉じた自意識への告発 a | 旧館:物語三昧~できればより深く物語を楽しむために
    Imamu
    Imamu 2006/09/04
    『「苦しみに満ちた現実」を選ぶか、「夢の中で自分の欲望に満たされた幸せな時間を永遠に騙されて過ごすか」』