更新期の文学 作者: 大塚英志出版社/メーカー: 春秋社発売日: 2005/12メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 14回この商品を含むブログ (23件) を見る 大塚英志の『更新期の文学』によると、アメリカで開発された小説用のプロット作成ソフトに「Dramatica」というのがあり、それを用いれば素人でもそれなりのストーリーを備えた作品が書けるようになるという。 ネットで評判になったアプリケーションには、既成作家の文体を模倣作成してくれるソフトがあるらしく、これを使えば宇能鴻一郎ふうのポルノ小説ぐらいは簡単に作れるという。 そのことから類推して大塚英志は「夏目漱石も大江健三郎も中上健次もアプリケーションひとつで書けてしまうし、小説の作者というものに意味がなくなる」と語るわけですが、この失笑モノのヨタ話をどう受けとればいいか。 本気でそう言っているのだとしたら、大塚英志は文体はテク