第二シーズンに突入しても、相変わらずのハイテンションとフリーダム加減、そして超絶作画で突っ走る『スペース☆ダンディ』。 エンターテインメント性とマニアックなフィーリングとアート感覚をごちゃ混ぜにしつつ、毎回コチラの予想を覆す展開を見せるエピソードの数々には、毎回笑わせてもらうと同時に強い敬意を感じています。 さて、そんな『スペース☆ダンディ』ですが、第二シーズンになってからいくつかの特徴的な変化も見てとれるように思います。 先ず、一つが「平行世界で多用な展開を見せる一話完結のオムニバスアニメ」という本作の大きな特徴に対して、登場人物達が自己言及的な言動を見せ始めたこと。毎度、お馴染みの「登場人物全員死亡エンド」に対して、メタ的に諦念の入り混じった台詞を口にするQTやゲル博士の姿、平行世界の存在そのものをエピソードの軸にした、第二シーズンの幕開けである第14話「オンリーワンになれないじゃんよ