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ブックマーク / yamada10-07.hateblo.jp (5)

  • 『よつばと!』から考える一コマ内の会話のルールの話 - ポンコツ山田.com

    現在日漫画のほとんどは、フキダシ内に文字を書くことでキャラクターの発言とし、会話を表しています。そこにはいくつかのルールがありますが、その中の一つに、「一コマ内の会話は一往復以内」というものがあります。A・B二人のキャラクターがいるとして、あるコマの中でAが発言をし、それを受けてBが発言をした時、同一コマ内でさらにAが言葉を返すことは原則的にしない、ということです。まあ言葉で説明してもわかりづらいので具体例を挙げると、 (よつばと! 7巻 p36) この右のコマでは、とうちゃんの発言を受けてよつばが返事をし、左のコマではよつばの笑いを受けてとうちゃんが発言をしています。一連のやり取りは会話二往復分ですが、これを一つのコマで描ききらずに一往復ごとに二つのコマで分けている、というのがこのルールの意味するところです。 なぜそうするのかといえば、一コマ内での時間の重層性を破綻させないためです。

    『よつばと!』から考える一コマ内の会話のルールの話 - ポンコツ山田.com
    Imamu
    Imamu 2013/03/21
    『「一コマ内の会話は一往復以内」というルールがあるのは「セリフと表情が食い違うという不自然な事態」が起こってしまうからで、ならば初めから「不自然な事態」に陥らないような描写をすれば』
  • 本当に「SLAM DUNK」は男子/女子で読み方が違うのかという話 - ポンコツ山田.com

    [連載]まんが難民に捧ぐ、「女子まんが学入門」第2回 関係性に萌える『スラムダンク』〜スポ根としての女子まんが序論(2)〜 漫画読書量*1が漫画に対する批評能力の高さに直結するわけではないことを示す好個の例となる記事で、色々と賛同できない箇所はあるのですが何より気になったのは、「SLAM DUNK」の読解の方向性云々ではなく、この記事の筆者がやたらと男子の読み方/女子の読み方を強調している点です。 『スラムダンク』を女子まんがとして・・・・・・・・読み解くとき、そこにあるのは「関係性の快感」です。「関係性の萌え」と言ってもよいでしょう。 (傍点引用者 以下同じ) 男性読者の多くは・・・・・・・・、やはり桜木や流川の「成長の快感」や、湘北の「勝利の快感」に目を奪われがちでしょうが、女子たちが見てきたのは・・・・・・・・・・・そういった関係性であり、個人であったはずです。 一般的なスポ根、特

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    Imamu
    Imamu 2009/12/08
    『一律に定義できないからこそ、外側から恣意的な枠組みを当てはめやすいということでもあります。一律に定義できないからこそ、その当てはめ方が「絶対間違っている」と言いづらいのです』
  • 「『楽しい』は正義」に到るための「あまんちゅ!」の物語構造の話 あるいは「あまんちゅ!」と「ワンピース」の意外な共通項の話 - ポンコツ山田.com

    あまんちゅ!(1) (BLADE COMICS) 作者: 天野こずえ出版社/メーカー: マッグガーデン発売日: 2009/08/10メディア: コミック購入: 14人 クリック: 203回この商品を含むブログ (180件) を見る「いつもムダに明るい」地元のダイバー少女・小日向光と、引っ越してきたばかりの内気な少女・大木双葉。双葉は光と席が前後になった縁から、強引にダイビング部に入ることになる。 FUN for ALL.ALL for FUN 二人の「楽しい」に溢れた高校生活が今始まる…… 天野こずえ先生の最新作、「あまんちゅ!」です。 天野節というか、恥ずかしいセリフ節というかは、あいも変わらず健在で、読んでてテレテレタッハーとなるようなシーンがてんこ盛りです。 まあそれはそれとして、おそらくこの漫画を紹介しようとする人なら誰もが使うであろうフレーズが、「『楽しい』は正義」。前後を含めて

    「『楽しい』は正義」に到るための「あまんちゅ!」の物語構造の話 あるいは「あまんちゅ!」と「ワンピース」の意外な共通項の話 - ポンコツ山田.com
    Imamu
    Imamu 2009/09/06
    テーマ:帰納的/演繹的
  • 「アニオタ」と「スイーツ(笑)」の音楽の棲み分けはなぜ起こるのかという話 - ポンコツ山田.com

    いわゆる「アニオタ」といわゆる「スイーツ(笑)」などのどっちもどっち感を(過剰な侮蔑感を付与して)表すコピペ的なものにこんなのがある。 「感動系」のドラマ・映画を「スイーツw」「人が死んで感動とかw」と馬鹿にしながら、アニメで人が死ぬと「涙が止まらない」だの「感動した」だの言うアニヲタ 音楽業界に対し「JPOP終わってる」「こんな糞曲作るなよ」と評論家気取りでいっぱしの口をききながら、ジャンル的にそこまで差のない曲風のアニソンを「神曲」とか言って神格化する基地外アニヲタ 誰が何を好むのかにいちいち口を出すのは行儀のいいものではない。JPOP*1を好んで聴こうがアニソンを好んで聴こうが、それはあなたの自由だし私の自由。あなたはそちら、私はこちら。誰に迷惑をかけなければ、最大限尊重されてしかるべきものだ。 そんなディセントな意見はこの辺にしといて、題に入ろう。両者から適当な距離を保って曲を聴

    「アニオタ」と「スイーツ(笑)」の音楽の棲み分けはなぜ起こるのかという話 - ポンコツ山田.com
    Imamu
    Imamu 2009/09/02
    「アニソンを愛好する人間は勿論そのアニメを愛好しているのだろうが、そのアニメを愛好しているからアニソンを愛好するというのがものの理屈になる」「音楽はアイドルの「物語」をより楽しむための手段の一つ」
  • 笑いの「場」の違いによる、ボケとツッコミの質的変化の話 あるいは人を笑わせるのはそんな簡単なこっちゃないぞという話  - ポンコツ山田.com

    前回の記事の続きと言うか補足と言うかで、笑いの「場」の関する話を改めて。 笑いが起こる「場」の構造と、そこから考える「ヒャッコ」の魅力の話 - ポンコツ山田.com まずは前回の復習的なものを。 前回の記事内で、「場」の構成状況にあわせて笑いを「舞台的笑い」と「日常的笑い」の二種類に分けました。 舞台的笑いとは、いわゆるプロの人間が生み出す笑いで、その「場」が、「私」と「あなた」と「第三者」に分けられているものです。この三要素は「私」と「あなた」/「第三者」に区別できます。前者が舞台の上にいる笑わせる側=演者、後者が笑わせられる側=観客です。演者側が「私」と「あなた」の二要素になっているのは、コンビのお笑いの舞台をモデルにしているからで、ピン芸人なら「私」と「あなた」はその一人の内にまとめられますし、トリオ以上の場合も「私(たち)」や「あなた(たち)」のような形になるわけで、基構造は変わ

    笑いの「場」の違いによる、ボケとツッコミの質的変化の話 あるいは人を笑わせるのはそんな簡単なこっちゃないぞという話  - ポンコツ山田.com
    Imamu
    Imamu 2009/06/16
    「舞台的笑い/日常的笑い」『コード逸脱と再解釈を含まない形式的なボケとツッコミが「日常的ボケ/ツッコミ」』いじる『ボケ~コードからは特に逸脱せず、ツッコミ(いじり)が別解釈(別コード)』
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