核エネルギーには発電などの有用な使い方から、原子爆弾のような暴力的な使用法まで、さまざまな顔があります。そのどちらの源流にもあるのが、マンハッタン計画(マンハッタン・プロジェクト)と呼ばれる研究だということをご存知でしょうか。1945年7月にニューメキシコで投下された史上初の原子爆弾、そして広島・長崎への投下。未だ4つ目の核兵器は使われていませんが、この状態を継続させるためにも、その歴史を学んでみるのもいいでしょう(SciShowより)。 核爆弾を生み出したマンハッタン計画とは何だったのか ハンク・グリーン氏:悲しいことですが、科学の素晴らしい進歩は、博愛よりも破壊的衝動がもたらすという避けようのない事実があります。例えばドイツの科学者フリッツ・ハーバーは、第1次大戦の際に空気中の窒素を固定する方法を見つけ、人を殺傷する巨大な爆弾を作り上げました。その一方でこのテクノジーは、地球を養うこと