先日アメリカで歴史的な「ヒト遺伝子編集サミット」が開かれ、米国内のヒト遺伝子実験にGOサインが出ました、「妊娠に至らなければ」という条件付きで。 先進的でビックリ仰天ですが、現実問題、ヒトの特性選別がくるのはもう時間の問題です。遺伝子操作の「デザイナー・ベビー」は結局、未来の現実として受け入れなければならないところまでいくんではないかと思います。以下に、その理由を詳しく見ていきます。 きっかけは中国、CRISPRの衝撃 3日に渡ってワシントンDCで開かれた「ヒト遺伝子編集国際サミット」では、世界を代表する遺伝子学と生物倫理学の権威が集まり、ヒトゲノム編集の未来を語り合いました。 招集のきっかけは、今春中国がヒト胚のゲノム編集による実験成果を発表したことです。パワフルで驚くほど単純なDNAのカット&ペースト用ツール「CRISPR」を使って、致命的な血液異常の原因となる遺伝子を操作した例の実験